2011年08月10日

7月に観た映画

7月はぐぐっと減って4本。
でも、良い4本です。

「東京公園」
原作は読んでないけど、小路幸也氏の雰囲気と青山監督というのはミスマッチなんじゃないかなと観る前は思った。なんというか、きっとお互いに素晴らしい作用をしあったんだろうなと思った。とても温かくて切なくて美しい。で、榮倉奈々はこの映画で多くの映画ファン男子のハートをわしづかみにしたであろう。すぐれた映画では、嫌いな女優もステキになるという経験をこの映画でもした。

「スーパー8」
ノスタルジー、だけではない。こうした普通の娯楽作がきちんと娯楽作としてあることを喜ぶ。あと、宇宙人が人間を襲うのは捕食のためではなく、怒りのためというのと、主人公とのやり取りでナウシカを思い出す。人間を襲うくだりは必要なの?という意見もあるようだけど、あの部分こそが「今」だからこそだと思った。

「メタルヘッド」
スーパー8に続き母の喪失から始まる物語。特にメタルメタルではないファンタジー。主人公男子の体が丈夫である。 ジョセフ・ゴードン=レヴィットのイケメンぶりを愛でる。ラストはスローモーションじゃなければもっとよかったなー

「大鹿村騒動記」
図らずも原田氏の遺作となってしまったけど、そうしたことを除いても良作。ああ、ここにこういう町があるんだと感じられる、町の空気が画面に現れてくることに感動。とにかく役者陣が良い。大入りの客席がみんなで笑う感じも良い。老若男女が客席でいっせいに笑うなんてなかなか今の映画ではないんじゃないかな。それでやっぱりピリリと三國連太郎、すばらしいです。

2011年08月07日

6月に観た映画

6月は観だめした。15本。

「みな殺しの霊歌」
加藤泰。佐藤允。で、まさかの連続殺人鬼。少年的にはやっぱり菅井きんがとどめだったのでは…

「瞼の母」
上のまぶたと下のまぶたを…。浪花千栄子のシーンに圧倒される。

「沓掛時次郎 遊侠一匹」
あにき!渥美清という天才を寅さんに閉じ込めてしまったことは本当にもったいないことしたよ、と寅さん以外の渥美清を見るたびに思う。

「浪人八景」
主人公の市川右太衛門の風貌が衝撃的にまんまるすぎて全部それに持っていかれる。役者絵って本当にああいう顔をそのまま描いてたんだな。。。

「アギーレ/神の怒り」
初ヘルツォーク。いろいろいろいろ衝撃的。筏もさることながら、冒頭の探検隊の山越えシーンに震えた。

「クリスマス・ストーリー」
好きなのか嫌いなのか微妙なデプレシャン。でもこれはあっという間の150分。お父さんが卑怯なほどかわいい。あと、マチュー・アマルリックの猿顔はやっぱり好きだ。

「幸せの雨傘」
食わず嫌いなオゾン。やっぱり食べなくてもよかった。

「ブラック・スワン」
女版レスラー的流れなのだけど、心情浅い。揺れる画面がこの映画ではやたら気になった。

「コブラ・ヴェルデ 緑の蛇」
ヘルツォーク。なんかもうわけわからんす。要塞。女軍隊。しゃれこうべ。

「My Son,My Son,What Have Ye Done」
ブラックスワンに続きモンスターマザー登場。こっちの方がより怖い。ウィレム・デフォーが普通に頼れる刑事さんで意外だけど、それもまたかっこよい。

「ローラーガールズ・ダイアリー」
爆音。最高だ!全女子が見ようよ。

「AKIRAデジタル・リマスター版」
爆音。音の作り方とか、もろもろやっぱりすごい。いろいろ忘れてたけど、ラストの流れはいただけないなと当時から思ってたことを思い出した。

「ゼイリブ」
爆音。ストリートファイトのシーンに圧倒される。そしてやっぱりカーペンターは最高だと思う。

「アンストッパブル」
爆音。やっぱり面白い。しかしこれはもう少し後ろの席で観ようと思っていたのになぜか3列目に座ってしまったのは失敗。劇場に反響する爆走を聞きたかったのだった。

「バッド・ルーテナント」
爆音。もはやヘルツォーク月間。セクシーイグアナショット最高。

2011年07月02日

今日映画:公園と8mm

『東京公園』と『スーパー8』を1日に両方観るという贅沢。
いやはや、観る前はそれがこんなに贅沢なことだとは思わなかったんですよ。こんなに良い映画をね、2本つづけて観ちゃった。もったいないことしたかなーと思うくらいです。
今日観たばかりで酒も入った状態ですが、まあ大雑把な感想は上記の通りです。

あと、まるっきり違う映画なのに、両者には「母の喪失」と「ゾンビ」という2大テーマ(?)が共通していた。びっくり。「ゾンビ」は本筋じゃないけどね、まあだからよけいに驚いた。

そして、国をまかせたい人なんて、オバマでもたけしでもねーよ。ロメロだ。ということを、この2本を通して(あと爆音映画祭で観た『ゼイリブ』も入れよう)確信しました。
なんてね、どちらも政治的な話ではないんですよ。これはもう私個人の脇道感想。て、わかるか。

2本の映画の合間に新宿の待ちを歩けば、共産系の労組などの方々がデモ行進。年配の方も多かったようですが、お暑い中お疲れ様でした。自分も頑張らなければ、と思う。

2011年06月13日

5月に観た映画

5月は5本。

『メアリー&マックス』
思いがあふれすぎてうまく感想書けない。マイノリティの話でもあるし、傲慢さの話しでもあるし、だれもが持ち得る傷の物語でもある。救いの奇跡は起こらないけれど、奇跡が起きなくても救いはあるし、それは自分で作ることができるんだという、ヘヴィーだけどとてつもない優しさのある映画でもある。

『晩菊』
杉村春子の一挙手一投足を堪能する。昔の恋人を迎え入れる春子さんのうきうきおめかしシーン(氷でぱたぱた)がかわいらしくて新鮮。

『女の中にいる他人』
おもしろいのだが、どうしても小林圭樹のまんまる顔に気を取られる。。。人は暗い場所では秘密に耐えられなくなる。ご用心。

『スコット・ピルグリム』
大好物。予告やらチラシのビジュアルからは期待できなかったのだけど、すばらしかった。前作『ホット・ファズ』は個人的にあと一歩だったので、大変嬉しい。きっと『キック・アス』好きな人も好きなんだろうけど、『キック・アス』は括弧に入れないと面白いと言えなかった私からすると、比較にならないくらい『スコピル』の方が良い。
主人公はベック顔だし、劇中バンドの楽曲提供もベックちゃんらしいので、ベック映画でもある。それまた魅力。

『僕の伯父さん』
『イリュージョニスト』あとでもあったのでナイスタイミング。何度も観ているはずなのに忘れているシーンがいっぱいあったな、冒頭のクレジットとか。。。やはりなんといっても自由な犬たちの駆け回る様が良い。あと揚げパン。きっと日本の給食の比じゃないくらい超ジャンク。食べたいー。

2011年05月27日

4月に観た映画

もう5月も終わりに近づいてますが…
4月は7本。

『エグザイル/絆』
ジョニー・トー!なんといっても、しょっぱなの撃ち合い→夕ご飯の流れでしょう。そして終盤には映画史上これを超えるのはきっと無理なくらい、レッドブルがかっこよく映されていた。キメキメすぎるシーンのすべてに「やりすぎでしょ〜」と突っ込みいれつつも(脳内で)、完全に魅惑されてしまう。ジョニー・トーにしかできない技だと思う。

『ブレイキングニュース』
ジョニー・トー!の2本立てで至福。
どれ観てもはずれがない。強盗vs警察のご飯合戦に笑う。飯のジョニー・トーの真骨頂。

『ザ・ファイター』
これは拾いもんだった。恐怖アマゾネス軍団とエキセントリック兄貴が全部持ってちゃうかと思いきや、主人公の葛藤、試合も魅力的で、何というかとてもバランスの取れた真摯な家族の肖像。クリスチャン・ベールの後ろ頭に衝撃を受けたのは私だけではないはず。アレは地なのか役柄なのか?

『ファンタスティックMr.Fox』
ウェスさんの反骨精神。近年のCGかと見まごうようなモノとは違う、でもそれだけに生き物感があふれるストップモーションアニメ。しかし、その素晴らしさのどこをとってもウェス印なだけに、実写を早く撮りなさいよーと思ってしまった。
 
『ブンミおじさんの森』
不思議で最高の眠りを提供してくれる映画。冒頭の水牛だけでもうこの映画観にきてよかった!最高!と思う。絶対に映画館でなければ観れないぎりぎりの暗さを持った映画なので、テレビ用に明るく処理されちゃったら台無し。興味がある人は映画館で観ることをお勧めします。

『イリュージョニスト』
シルヴァン・ショメでジャック・タチ!オープニングのタチシェフの動きがあまりにタチで早くも涙。しかし、そういったタチへの感傷なくしてもすばらしい。ショメのアニメは見えていない部分にも空間の広がりや時間の流れを感じる「映画」。野に放たれて初めてかわいらしさを見せるウサギにも泣く。女の子ったらどんだけ身勝手なのとも思うけど、実際「父親」というのはこういうものな気もした。

『トゥルー・グリッド』
マット・デイモンどんだけ役立たず!?ジェフ・ブリッジスをかっこよく見せるための道化役として用意されたのか…。コーエン兄弟嫌いな人たちからも好評のようなので観にいったけど興奮はできず。確かに面白いし特に文句つけるところも無いのだけれど。なんででしょ。


つくづく自分は『独立愚連隊』とかジョニー・トーとか『次郎長三国志』とかユートピアなホモソーシャルが痛快に描かれているものが大好きなのだなあと思う。映画じゃないけど、古くは椎名誠の離島キャンプものを読んであこがれたし。

2011年05月08日

3月に観た映画

3月は1本。
もともと年度末は休みがほとんどないのであきらめていたところに震災で、結局気を取り直し+休めた最終週末に久しぶりに都会に出て1本。

『トスカーナの贋作』
もっとぱーっとした感じの映画観にいけばいいのに…。しかし、観そびれていたため終わっちゃ大変と勢いつけて行ったんでした。
中年男女がトスカーナをぶらぶらするという情報しか持っていなかったので、観てびっくり。怪奇映画だとは思わなかった。頭に浮かんだのが諸星大二郎とダニエル・シュミットっていうのは問題ですか?ほんものとにせものの境界がゆっくり溶けるように交じり合って異界に入り込んでしまう感じがなんとも恐ろしい。最後に鐘の音を聞きながらじっと自分の顔を見つめるウィリアム・シメルの、あの顔で終わるのがまたぞくぞくする。
それにしてもジュリエット・ビノシュの自然な中年女の体型を堂々とさらす服装、二の腕ぷるぷるのベッドで誘惑、でもそれがたまらなく魅力的、ていうのはすごいな。

2011年04月12日

2月に観た映画

通常営業はじめます。

2月に観た映画は、休日出勤のため6本と少なめ。
旧作4本、新作2本。
記憶を掘りおこして一言コメント。

『好色元禄○秘物語』
エロを尽くした後に生まれてくるのは妙にさばけたさわやかさと前向きさなんでしょうか。
妙に存在感を発揮する小坊主はどういう役回り?と思いながら観ていたら驚愕のラスト。だからこの題名なんですね。

『ヒマラヤ無宿 心臓破りの野郎ども』
アマゾン無宿の姉妹編のような。ネパールの人に確実に怒られる雪男の正体には苦笑するしかないけど、悪乗りにのっかっていく楽しさもある。すまぬ。
ミスターは相変わらずミスターそっくり。

『独立愚連隊』
ずっと観たいと思いながら観そびれていた1本。
男社会のユートピア感と、軍隊との距離感。いちいちぐっとくるんです。西村さんがかっこよすぎてくらくらする。観ながらつくづく思ったのは、いつから日本の役者は馬に乗れなくなっちゃったのかなあと。もったいない。

『独立愚連隊 西へ』
独立愚連隊との2本立てなんて豪華すぎるでしょう。いいでしょう。
服装が崩れるほど魅力的になる西村氏。

『ザ・タウン』
話しの流れとかラストとか、いろいろと気になるところはあるんだけど、カーチェイスや銃撃戦はすごいし、ベン・アフレックとジェレミー・レナーの2人も良い。出口のない町の空気感。

『ヒアアフター』
ベン・アフレックの次はマット・デイモン、というわけではないけど偶然続いた。
どこまでも叙情性にストイックなのに、涙はあふれる不思議。抑えれば抑えるほど、優しさがあふれてくるような映画。スーパーネイチャーものを期待すると肩透かしくらいますよ。


観てよかったと思う映画ばかりでありがたや。

2011年02月06日

1月に観た映画

今年こそコンスタントに感想書いていこうと思ったのにさっそく挫折してる!とりあえず一覧書いてお茶をにごす、自分に対して。せめてもの一言感想付。

『ゴダール・ソシアリズム』
1月たったらロバと夜の海しか覚えてない…。しかし私は、ゴダールを反ユダヤ主義者扱いするすべての人間に唾を吐くよ。

『社長太平記』
冒頭の艦隊映像は記録映像なのかなーと引き続き気になっている。

『三等重役』
社長(仮)の一家の小者な感じがむしろいいなあと思わせてくれるラストと高台の家の日当たりのよさがうらやましくも記憶に残る。

『キック☆アス』
ヒット・ガールとビッグ・ダディの掛け合いをもっと見たかったよ。

『愛怨峡』
溝口は伝統芸能の舞台を長々と映す人だと思っていたけど、旅回りの漫才舞台を長々と撮っていて以外でした。巨大だるま。

『山椒大夫』
大人になった厨子王が何頭身なのか気になってしょうがなかった。

『アンストッパブル』
傑作!暴走列車の圧倒的な怪物感!こんなすばらしい娯楽作、見なきゃ損ソン!

『自動車泥棒』
若き日のホタテマンが裸の上半身にベンツマークを描いて踊り狂う映画…。珍品ながらおもしろいよー。

『散歩する霊柩車』
主人公がどんどん怪物化していってどうなっちゃうのかと思ったところにあのラスト!衝撃的すぎです。

『僕が結婚を決めたワケ』
ロン・ハワードの「ジレンマ(原題)」です。今年最初のがっかり邦題。私はエンジンの映画だと思って観にいきましたが、ラブコメと思って観にいくとがっかりすること請け合いなのでご注意。

『ソーシャル・ネットワーク』
鑑賞後に現実とはいろいろ違うらしいという知識を仕入れて楽しんでもいる。会話劇ですが、セリフの多さは特に気にならず楽しめる。トレント兄さんの音楽もいいです。ふたごが合成だったなんて…。

『ウッドストックがやってくる!』
フェス好きにはたまらない感じが溢れていて意外なのですよ、やるなアン・リー。モブシーンが多いのだけど、それが見事に作りこまれていて、アメリカ映画ってやっぱすげえな、とおもった。

以上12本。
金と時間返せ!と思う作品がなかったので幸せです。
特になんといっても『アンストッパブル』は最高だ。

2011年01月01日

2010年観た映画

あけましておめでとうございます。

さて新年早々、昨年のことをふりかえりまして。
映画観てねーなー。本数少なっ!
劇場鑑賞本数73本、内新作41本。DVDは15本くらい。

とりあえず一覧でも羅列してみよう(鑑賞順)。

[観た新作]
かいじゅうたちのいるところ/ラブリー・ボーン/インビクタス/ハート・ロッカー/アバター(3D)/第9地区/シャッター・アイランド/ウルフマン/アリス・イン・ワンダーランド(3D)/コロンブス 永遠の海/世界は広い-救いはどこにでもある/サバイバル・オブ・ザ・デッド/アウトレイジ/ハングオーバー/ザ・ロード/ゾンビランド/プレデターズ/何も変えてはならない/エアベンダー/インセプション/ヒックとドラゴン(3D)/ヤギと男と男と壁と/ペルシャ猫を誰も知らない/クレイジーハート/シルヴィアのいる街で/借り暮らしのアリエッティ/ようこそオランダ国立美術館へ/アイアンマン2/マイブラザー/アリス・イン・ワンダーランド(2D)/息も出来ない/ナイト&デイ/十三人の刺客/冷たい雨に撃て、約束の銃弾を/ブロンド少女は過激に美しく/エクスペンタブルズ/特攻野郎Aチーム/ハングオーバー/リトル・ランボーズ/極悪レミー/トロン:レガシー(3D)

[観た旧作]
喜劇百点満点/とんかつ一代/大人のオモチャ ダッチワイフ・レポート/壁の中の秘事/チョコレートファイター/燃えよドラゴン/レッツ・ロック・アゲイン(爆音)/ふんどし医者/小早川家の秋/ノン、あるいは支配の虚しい栄光/チェチェンへ(爆音)/Pola X(爆音)/ジャン・ブリカールの道程(爆音)/JLG/自画像(爆音)/宇宙戦争(爆音)/キートンのカレッジ・ライフ/グリフィス短編集 小麦の買占め、人里離れた屋敷、暗い海原に浮かぶ白い線、不変の海、女の叫び/飢餓海峡/モグワイ(爆音)/蘇りの血/渇き/バード☆シット/ハロルドとモード/大藤信郎 アダムとイブ、くじら、花と蝶、日蓮上人傳、団子兵衛捕物帳開けーごまの巻、幽霊船/コララインとボタンの魔女/アニキ・ボボ/春の劇/過去と現在 昔の恋、今の恋/カニバイシュ/クロッシング/エレクション/ラ・ヴァレ(爆音)


そうか、今年は「レッツ・ロック・アゲイン」「極悪レミー」と2人のイギリス人ロッカーの爆音ドキュメントで始まり終わったのだな。まるでタイプの違う2人ながら、ある種の誠実さが共通しているカッコイイおじさんたち。

旧作の中ではなんといっても「ハロルドとモード」。
あとオリヴェイラをそこそこの本数観られて幸せだった。「ノン、あるいは支配の虚しい栄光」にはやられたなあ。

新作から10本選ぶと、
インビクタス/サバイバル・オブ・ザ・デッド/アウトレイジ/ゾンビランド/マイブラザー/アリス・イン・ワンダーランド/息も出来ない/ナイト&デイ/冷たい雨に撃て、約束の銃弾を/ブロンド少女は過激に美しく

あたりかなあ(鑑賞順)。えこひいきも入ってますよ。
第9地区、ハングオーバー、Aチームあたりも捨てがたい。
アホ映画多いな…
「何も変えてはならない」「シルヴィアのいる街で」とかかっこいいこと言いたい。あ、どちらもすごい映画でしたが。

この中でも「ナイト&デイ」を一番にしておこう。
あと、たまたま観た「マイブラザー」は地味な映画なんだけど未だに思い出すと心に刺さるものがある。

あくまでもこの数少ない鑑賞作品の中から、ですけどねえ。
見逃して一番しまったと思っているのは「トイストーリー3」。

今年はもうちょっと観られるかなー。


だるまだまでも新年のご挨拶をさせていただいております。
http://darmania.seesaa.net/article/177967042.html

2010年12月22日

『イリュージョニスト』情報

以前も公開を待つ!という日記を書いた(こちら)シルヴァン・ショメ監督の『イリュージョニスト』。

ジャック・タチの脚本であることは「セガール気分で逢いましょう」さんでも紹介されていましたが、「アトリエ・マニューク」さんの12月20日付け日記(こちらから)では試写の感想と共に新たな情報が。

音楽がexアズテック・カメラのひと。
てことはおいといて。

主人公の奇術師は「タチ」なんですねえ。
それはなんとも、想像するだけでわくわくするし胸がきゅんきゅんします。

身内絡みの裏事情的な情報もありますが、タチってなにやらちょっと悲しめのエピソードが多いようなきがする。これが本当に捨ててしまった娘への「悔恨と贖罪の念を綴った「父から娘への個人的な手紙」」であったなら、何らかのクレジットをしたほうがタチに対して筋が立つんじゃないかと思うんですが、もっとなにか事情があるんでしょうかね。

ともあれ、奇術師タチシェフの『イリュージョニスト』早くみたいなー。


あ、だるまだまもこっそり更新済みです。
http://darmania.seesaa.net/
沖縄だーと平塚だるま追加情報です。

2010年11月29日

アホ2本

早稲田松竹で『特攻野郎Aチーム』と『ハングオーバー』(再見)。
何やら女子同士が多いなあと思っていたけど、この2本はブラッドリー・クーパー祭りであったわけなのだね。納得。確かに存分に愛でて楽しい。

『ハングオーバー』ではポイントポイントできちんと場内に笑いが起きていたのに、レインマンパロディのシーンで一切笑いが起きなかったのが衝撃的だった。有楽町で見たときは普通に笑いが起きていたのに…世代格差かー。再見は微妙かと思っていたけど、意外と2度観にも充分耐えられる面白さだった。

『Aチーム』は期待以上の面白さで、嬉しくてハフハフ言う。子供時代にテーマ曲が完全に刷り込まれて、あの曲を聞くだけでワクワクするということを差し引いても、楽しい。というかそのワクワクをがっつり受け止める始まりに、最後まで裏切らない持続と結末をありがとう。3D映画がバカすぎて最高。エンドロールの最後のおまけも嬉しい。
ドラマ版も再見したくなった。昔のままの吹き替えで。

今年はこういう出来のいいアホアクション映画の当たり年なのかあ。個人的な感想かもしれないけど。

2010年10月15日

そういやオリヴェイラ

そういえば。オリヴェイラの『カニバイシュ』は無事に観られたんでした。
結局ポルトガル映画祭はオリヴェイラ4本観ておわっちゃった。他にも気になる作品、監督いたんですけどねえ。だらくていたらく…。

しかし、とんでもなかったな。とんでもないえいがでした。「題名どおりの食人シーン」とかチラシに載っている動物らしきモノはいつ出てくるのかと思いながらも、「貴族の世界」の手抜きのない豪華絢爛描写にぽかーんとしてたらあのオチです。落差の大きさにめまいを感じた。
まあ、すこしずつ、あれ、おかしいぞ?なんか落ちてない?という感じになってくるんだけどね、子爵の正体出てから。モンティ・パイソンいや安田大サーカス?オリヴィエラという人はちょっと隙さえあれば笑いをかましてくる人だとは思っていましたが、ここまで容赦ないとは。当時すでに80歳、一歩間違えたらボケが出始めたのか思われかねないのではないかと。でもそうじゃないというおそろしさ。むしろ明晰な頭脳でこれやってるというのは、もう怖さなのでははないかと。
ああ、そういえばオリヴェイラって最後の数分でいきなりとんでもないことになる映画も多いなあ。

とんでもなくとんでもない。おもしろすぎる。

とりあえず言えることは、しばらくあの「野犬」ポーズが自分の中でブームになったと。そういうことだ。

2010年09月26日

オリヴェイラ・オリヴェイラ・オリヴェイラ

やっとポルトガル映画祭参戦。
『アニキ・ボボ』『春の劇』『過去と現在、昔の恋、今の恋』の若かりし頃(?)のオリヴェイラ3本。さすがにフィルムセンターでの3本連続は疲れた…。1日拘束されるからな。
混んではいたものの札止めにはなっていない模様。しかし混むので45分前開場になってましたよ。こういう融通きかせられるんですねえ。えらい。
『アニキ・ボボ』はキアロスタミやトリュフォーやジャン・ヴィゴ、それに相米慎二などを思い出すいきいききらきらな子供映画で、晩年(?)のオリヴェイラしか観てない自分には驚きの一本。
他の2本もそれぞれなんだかすごいことになってた。

あとは『カニバイシュ』必須。それ以外にも何か観れるといいなあ。

2010年09月05日

キツネと奇術師

ついでといってはなんだけど、同じく「セガール気分で逢いましょう」さんで紹介されている『Fantastic Mr.Fox』はいつ日本公開されるんでしょうね?配給権はどっかが買ってるはずなのに…。さっさと公開していただきたい。ウェス監督の前作で傑作の『ダージリン急行』ですらもはや日本での上映権は切れてると、前にboid日記に書いてあったはず。今もしかしてスクリーンで観られるウェス・アンダーソンの映画は1本もないのか。きーっ。

さらにはこちらもアニメーション。『ベルヴィル・ランデブー』の監督の新作もイギリスで公開されているらしく(記事はこちら)。『The Illusionist』。大変観たいのですが、これまた日本で公開されるのやら。

今年は例年になく拡大公開系新作映画を観ているのだけど、そのたびに強制的に観させられる予告編の多くはストレスで体内に毒素がたまるようなもんばっかり。そういうモノの本編を観ることはないわけだから何も言えませんが。ああ毒吐きそう…

いや、だから、観たい映画を観たいという純粋な欲求。

フランケン(犬)

ティム・バートン作品の中でもしかしたら一番好きなんじゃないかと思っている「フランケン・ウィニー」が本人によりストップモーションアニメでリメイクされたと「セガール気分で逢いましょう」さんで知ったちょっと前。
若き日の習作のような短編を一番好きとかいうのは問題ありかもしれないけど、これを初めてDVDで見たタイミングが『ミツバチのささやき』→『フランケンシュタイン』→『フランケンウィニー』と、短いスパンで続いていて、「フランケン」自体に異常な思い入れがあったからしょうがないんだ、きっと。ティム・バートンの優しさに号泣して、『ナイトメア〜』ぶっとんだ記憶が。
さてはてリメイク版はどうなっているのか、微妙な不安もないわけではないが…。
日本公開はしてくれるのかなあ。

2009年12月27日

2009観た新作

2009年にスクリーンで観た映画82本。少な。
うち、新作35本。比率がだいぶ増えた。

以下一覧。観た順。

アンダーカヴァー
チェチェンへ
チェ 29歳の革命
チェ 38歳別れの手紙
ユッスー・ンドゥール魂の帰郷
チェンジリング
ウォッチメン
milk
グラン・トリノ
ウォーリー
レイチェルの結婚
レスラー
扉を叩く人
noise
不灯港
屋根裏のポムネンカ
色即ゼネレーション
サンシャインクリーニング
私は猫ストーカー
サマーウォーズ
ポー川の光
サブウェイ123
リミッツ・オブ・コントロール
狼の死刑宣告
アンヴィル
パイレーツ・ロック
3時10分、決断のとき
スペル
脳内ニューヨーク
キャデラック・レコード
イングロリアス・バスターズ
カールじいさんの空飛ぶ家
湖のほとりで
夏時間の庭
パブリック・エネミーズ

見返すと、そうハズレはない。サマーウォーズ以外。
特にぐっときたのは何かしら。

イーストウッドはもはや天上界の人なので、
『グラン・トリノ』『チェンジリング』は殿堂入り。

そこを除いて上位3つ。順不同。
『3時10分、決断のとき』『イングロリアス・バスターズ』『リミッツ・オブ・コントロール』

でもでもそれぞれの良さがある映画がたくさんでランキングをつけられません。感想書いてないから余計に。

2009年06月07日

映画フィルム

映画フィルムを捨てないで!
アトリエマニュークさん経由で拝読。

ついでに、映画フィルムを死蔵してダメにしないで!とか、映画フィルムを金もうけの道具としか考えないで幻のフィルムにしないで!とかいろいろあるだろうけどそれはおいといて。

考えてみれば、フィルムの保存はそう特別なことではないはずだよな。デジタル化したからって貴重なレコード捨てるか?初版本捨てるか?むしろ博物館とかに入りますよね。レコードも本もフィルムも複製技術の産物だけど、その産物を(素材まで含め)完コピすることはできない「オリジナル」でもあるわけで。

まあとにかく、愛だな。この宣言には「映画」に対する真摯な愛があふれていて、たいへん感動的。

2009年04月29日

マイ・グラン・トリノ

『チェンジリング』の衝撃もやっと癒えてきたところだというのに、いそいそと『グラン・トリノ』を観にいき完全にやられる。『チェンジリング』で、もうほかの映画なんていらないや、って思った。あんなもの観たらもう他に何もいらなくなってしまうというくらい、あれは私にとって「映画」だった。

そして『グラン・トリノ』。
へたに何かを書こうとしたら『チェンジリング』のように何も書けなくなってしまうので、「観た」ということだけ記録に残しておこう。

イーストウッドがかつての自分(が演じてきた者)すべてを清算したような映画。これを観てしまっては、「引退なんてまたまた、どうせ戻ってくるんでしょ」などとうかつに言えない。

でもでもでも。何も考えずにほんの端っこ言うならば、ウォルト(イーストウッド)とデイジー(飼犬)の関係性を見るだけでも充分すぎるほどに感動的。
見るだけでなく、デイジーが画面に映らないときにも、その存在を示す足音や息づかいが聞こえてくる。見ていなくても、常にその存在を感じる相手。音はウォルトにとってのデイジーという存在の大切さそのものに聞こえる。

でもでもでもでも、これ1つをピックアップしてしまうとこの映画はこの映画じゃなくなっちゃうんですよ。ちがうんですよ。これはただこの映画のすごさを作り上げている一要素でしかなくて。うー…。イーストウッドすごすぎて体に悪い…


*これを書いた後に「アヌトパンナ・アニルッダ」さんのとこを読んだら、清算について近しく、けれどきちんとした言葉で書かれていました。言葉にできるってすごい。『チェンジリング』に対してはやや感想が異なるようですが、はー、このひとすごいなー、と改めて思った次第。
リンク先はネタバレ含むので未見の方は見てから読んだほうがいいと思います。

2009年02月08日

森崎東カウンター

シネマヴェーラの森崎東特集で観たのは『ロケーション』『黒木太郎の愛と冒険』『女は度胸』『街の灯』の4本。いわゆる傑作と言われている作品は観逃したようだけれど、どの1本だろうが今までまるで知らなかったこの監督の魅力にひきこまれるには充分だった。珍妙にして魅力的。観れば観るほど夢中になる。
もっと観に行くんだった、観たかった…。そんな後悔の気持ちひさしぶりだ。

観た4本のどれも、市井の人々、それもどちらかといえば裕福ではない、「一般社会」からちょっとはみ出した人々が主人公。
「中央」から無視される「カウンター」の中で生きるしかない人たちの、「え、なにそれ。こちとら生きてますけどそれが何か。」的な力強さがたまらない。
一生懸命とか言わない。辛くたって選択の余地もない。ただ身近な人を思いやって生きていく。「一般的な道徳や倫理」からしたら「ヒドイ生活」なのかもしれないその中をあっけらかんとした明るさが満たす。
だってわたしたちは「中央」のために生きてるんじゃない。ただ「いきる!(by原西)」んですものね。

「中央」から逃れることはできなくてもそこから「自由」になることはできるのかもしれない。「中央」が言う「当たり前」なんて、目の前の生の前では無力でいいんじゃね?え、いいの?たぶんね。

心が熱くなって辛くなって軽くなる。闘えなんて一言も言わないのに、闘う力が湧いてくる。なんて、「闘う」ものと直面していない人間のたわごとかなあ。

2008年12月31日

2008観た映画

2008年に劇場で観た映画99本。
毎月のように山に登ったわりには例年と本数変わらず。
内、新作35本。

俺たちフィギュア・スケーター/アイ・アム・レジェンド/全然大丈夫/夜顔/28週後…/アメリカン・ギャング・スター/ダージリン急行/クローバーフィールド−HAKAISHA-/バンテージ・ポイント/ダージリン急行/パラノイドパーク/スパイダーウィックの謎/ミスト/コロッサル・ユース/インディ・ジョーンズ4/ホットファズ/スターシップトゥルーパーズ3/ハプニング/ハムナプトラ3/崖の上のポニョ/デイ・オブ・ザ・デッド/シティ・オブ・メン/ホウ・シャオシェンのレッド・バルーン/ゼア・ウィル・ビー・ブラッド/ノーカントリー/ダークナイト/人のセックスを笑うな/トウキョウソナタ/イーグル・アイ/僕らのミライへ逆回転/リダクテッド/イントゥ・ザ・ワイルド/ヤング@ハート/1408号室/ラースと、その彼女

こう並べ直してみると、もともと好きな監督以外はメジャー作品が多いような気がする。どうにも気になっていながら観逃した映画に素敵な出会いがあったんじゃないかっていう気がするんだな…。毎度のことだ。観逃してる本数が多すぎるんだからしょうがないや。

好きな順で書けばこんな感じ。
1.ダージリン急行
2.トウキョウソナタ
3.人のセックスを笑うな
4.ホウ・シャオシェンのレッドバルーン
5.コロッサルユース

あとえこひいきで『ハプニング』。
あやういながらも『全然大丈夫』。
『夜顔』は入れたいけれど、この世を超越しちゃってるので…

映画としてはいまいちながら、というか監督のナレーションがとにかく邪魔なんですが、被写体が素晴らしすぎるので、ぜひ映画館で観るべきだ!と声を大にしてお薦めするなら『ヤング@ハート』

新作以外で言えば、今年初めてダグラス・サーク映画を観た。それはそれは幸せな出会いだった。とまあ、そんな一年でございました。

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