2009年09月28日

9月28日

プリングルス(ロング缶)が99円で売られているという暴挙を目の当たりにした。

東京国立博物館で10月6日から始まる「皇室の名宝」展に伊藤若冲の動植綵絵全30幅が出るそうな。一挙展示は東京では初?その他も、はあさすが皇室ですよね、という品揃え。正倉院からもいくつか出展されるようなのでさぞかし混むんでしょうね。行きたいけど混んでるのはいやだな。

とは言いつつもその次の「土偶展」にもひきつけられまくり。
こんなこがいるらしい。ぶひ。
200912dogu13.jpg
ああ、キャラものによわいなあ。

9月27日

三鷹の国際交流フェスティバルという、代々木のアースデイなんかを小ぶりにしたようなイベントに昼前から行って食べて呑んでunoをする。昼から外に座り込んで酒。にやにや。さらにドラムサークルの音と、いい味出してるお犬様やおじいをみながらの酒。うまい。
アルゼンチンの血のソーセージ的なやつ、おいしかった。

2009年09月27日

9月26日

フィルムセンターで『山中貞雄パラパラ漫画アニメ』と、山中貞雄が脚本に参加している『戦国群盗傳(総集編)』。
パラパラ漫画は、これが中学生の落書きだなんて信じられない出来。ズームやカット割で、駆ける馬や剣戟が生き生きと動き出す。ただの鉛筆の線なのに。あれよあれよという間に見終わってしまったので、もう一度じっくり見てみたい。欲を言えばスローめくりも見てみたい。

『戦国群盗傳』(1937年)は全体的にテンポがゆるくて、せっかくの設定のキレが生かしきれていないような感じ。それでも河原崎長十郎と中村翫右衛門をはじめとする前進座の面々が生み出す梁山泊の雰囲気はとにかく楽しくて空気が濃くて贅沢。翫右衛門の飄々とした感じは本当にはまり役だけど、まじめな顔してターザンばりのロープワークで馬を奪う長十郎にはつい笑ってしまった。若い加東大介も脇役ながら愛嬌のある顔を見せていて、このころの大介は鬼平の兎忠がすごくはまりそうとふと思った。そのほかにも、切妻屋根の盗賊たちの本拠地を燃やしたり、富士山をバックに高原を何十頭もの馬が駆けて西部劇みたいだったり、今の目で見るとすごく贅沢でわくわくする。

2009年09月25日

9月25日

どうもここ最近、屋根裏でランニングを楽しんでいる輩がいるような気がする。いや、楽しんでおられる音がする。

そういやしばらく近所のノラネコ見ないな。そのせいか?

2009年09月24日

9月24日

先週の水曜日から風邪気味で本調子にならないまま山に行く日になってしまったので、無理をしないためにありとあらゆるエスケープルートを考えていたが、何の不調も感じないまま無事帰ってきた。休みの残りで疲れも癒えたと思っていたら昨日の夜から体がだるくなり、休み明けの今朝はのどが痛くなる。

たんなるナマケモノか…?

9月23日

ユーロスペースでワイズマン『病院』。
テンパった人間は意図せずして喜劇的状況を作り上げてしまう、なんてことは書いてしまえばあたりまえのことなのだけれど、それを喜劇的ですらないドキュメンタリーで見せられることのインパクトの強さといったらどうだ。毒を飲まされたよー、とうろたえまくった挙句に実録『ミーニング・オブ・ライフ』かと突っ込みを入れたくなるような大リバースをする若者に場内大爆笑。ここの間がとにかく絶妙すぎる。

むろん笑えるシーンばかりではなく、というかむしろそれは生活の中で意図せず生まれた笑いであって、急患で運ばれてくる人もいれば、手術シーンの内臓大写し、全身血まみれの人、実物の脳みそを切り取りながらの研究会など、白黒の画面でもちょっとエグイような被写体もばんばん映し出されるし、事務的なやりとりももちろんある。それすべて病院の日常。

最後に病院の外観を望むショットになって、今まで見ていたすべてがその箱の中で起きていることがにわかに信じられず呆然となった。それぐらいそっけない、ただのビルがそこにはあった。あまりにそっけなく存在しているために、今まで見ていたものが自分の内部で見えていたことのような、自分が意識を持った「病院」という存在としてそれらを見ていた様な気分にさえなった。

2009年09月23日

9月22日

『グラン・トリノ』を再見したかったのと、この機会を逃したら一生観ない気がするので『マディソン郡の橋』の2本立てを早稲田松竹で観る。
『マディソン郡の橋』は当時のブームが気持ち悪すぎたのだけれど、イーストウッドなんだからきっと観られるもののはず、という思いは当然裏切られなかった。乾燥した空気もいい。しかし、このイーストウッドをどう捉えていいのかとまどう。
『グラン・トリノ』はありとあらゆるシーンが記憶よりも短い。たぶんひとつのシーンの中に映されているものが記憶の中でひとつずつ増幅されていったんだろう。どうしたってやっぱりすばらしすぎる。シーンの先が分かっているだけに、より号泣。

『グラン・トリノ』の働くタオを見つめるおじいのシーンと同じ手法が『マディソン郡』の狂おしいほど濃密なダンスシーンで使われていて、『グラン・トリノ』のあのシーンは、今まで思っていた以上に深く2人の心が通い合っていることを示していたのだなと気づく。

『グラン・トリノ』はとにかく破格だけれど、どちらの映画も犬が魅力的。かわいいかわいい。

9月21日

5時前起床。朝ごはん。朝焼けを楽しみ、下山開始。
とにかく高速の渋滞予測がえげつないので早めに帰る。
下りはさぞかし怖いだろうと思った地蔵尾根は登りほどの怖さを感じず順調。まあ、そういう油断は禁物ですけど。南沢を通りすいすいと下山して9時50分に美濃戸山荘に帰ってくる。アイス休憩後、帰路につく。
終わってしまうとあっという間。びっくりするほど天候に恵まれたし、誰も怪我をしなかった、恵まれた山行でした。

帰りに日帰り温泉すら寄らないという努力により、下り側の恐ろしい渋滞を見ながらすいすいと小仏トンネルを通過。混雑にほとんど会うことなく、無事に解散。
夜、再集合して飲む。ねむいねむい。

9月20日

6時起床で登山口へ移動。
とにかくいい天気で雲ひとつない。
美濃戸の限りある駐車場に滑り込み駐車。ここに置けないと美濃戸口から1時間の林道歩きになる。前回歩いてうんざりしたので大変ありがたい。
初心者含む7人登山ということもあり、のんびり行程。
のんびり用意し8時10分出発。北沢・赤岳鉱泉・中山展望台を通過し10時45分ころ行者小屋到着。昼ごはんを食べた後、地蔵尾根を通って赤岳天望荘着。チェックインして荷物を分けた後、13時半赤岳着。この往復が怖かった…。赤岳に戻ってお風呂に入って夕飯。風呂はお湯に浸かれるだけながら疲れた体に効きまくる。夕飯も聞きしに勝る豪華さ。おかず取り放題って本当にすごい。
夕焼けを楽しみウノ後就寝。
実はこの日は大部屋は1畳に2人という北アルプス並みの混雑だったのだが、私たちは「離れ大部屋」をあてがわれたため、個室状態でのんびりできた。これはもうありえないくらいの幸運。
ちなみに「離れ大部屋」はコンテナを改造した定員8人くらいのスペースで、知らない人間同士で入るには相当きつい。あと実質コンテナなので雨だと眠れないようですが、7人というこちらの人数と事前予約と早めのチェックインでもたらされた幸運。山荘ご主人も忙しいだろうにとても親切でほがらかでした。

9月19日

夜、八ヶ岳に向けて出発。
さすがに渋滞なし。
登山口から比較的近いスキー場の駐車場にテントを張り0時半就寝。
風が強くてテントはためく。

2009年09月14日

9月14日

土曜日の夜の某スマステという番組で某イナガキメンバーが映画をランキングするというコーナーは、偶然見かけるとつい不快さを楽しみたくて見てしまう。自分とは相容れないことをえらそうに話す姿勢にむかつきながら嘲る、ひとしきりテレビに向かって毒を吐いて、終わった瞬間に忘れるというのが基本姿勢なのだが、先週はあまりにもちょっとどうよと思って、まだいらいらしている。

「どうよ」の中身は『サブウェイ123』を最低のクソ映画扱いしていたこと。翌日の日曜日に『サブウェイ』観たから胸張っていえますが、この映画は絶対に失敗作じゃないやい。そりゃ人それぞれだから自分には合わないということはあるだろうけど。「失敗作」ってどうよ。本当にそういうふうにしかみれないんなら、この人は一体映画に何を観ているんだろう、と思う。それはさておき。

ディナーの席で映画をろくに見なそうな女子アナに得意げに映画を語るという設定が、本人のナルシスト的キャラクターをあげつらった「これは一種のパロディなんですよ、目くじら立てないでくださいね」というエクスキューズを装っているのかもしれない。しかし、今地上波テレビで、興行成績と関係なしに映画の感想を好き勝手に言うというコーナーがコンスタントに放送されているのってこれだけなんじゃないだろうか、と気がついたのです。つまり、定期的に映画の感想を言うことを許された(提示された5本という制約はあるにせよ)唯一の人間が彼ということになるのではないか。げ。

別に批評家以外は公的な場で映画を語るなとかいうことじゃなくて、あまりにもあんまりな状況じゃないか。それなりに長く続いているコーナーなので(確か)、彼の言いたい放題を「率直な感想」として気に留める人もいるだろう。そしてテレビからはそれとは異なる意見を受け取ることはできない。認めたくないけど、影響力はそれなりにあるんじゃないかなあ。

そういうことの一切を背負わずに無自覚に軽々と1本の映画を失敗作と言い切ってしまうことは許せんです。
テレビでは嫌いな映画でも決して悪口を言わなかった(その代わり他の映画の話に持っていった)という淀川さんの話術と映画への愛情が恋しくてならない。

2009年09月10日

9月10日

そういえば『色即ゼネレーション』の感想も書かずに平均点扱いしたままだった。
この場合の平均点は、まあまあというよりは、面白いんだけど何か引っかかる、くらいの意味合いなんですが、それって平均点のラインが高すぎますかね?

色即の何がなんかなあ…、だったかと言えば「きれいすぎる」に尽きる。青春の甘くてすっぱくてきらきらしているもろもろだけを抽出して作り上げましたというふう。おじさん世代が遠い目で思い返すと青春ってこうなのか。作りも破綻なくきれいですね。
DTをキーワードにしているけれど、その辺のもんもんした描写はなし。ずいぶんと淡白に通り過ぎる。その代わりにDTたちはゲーゲーと口から吐瀉物を放出するわけですが。うむ…。

こんな青春の人たちもいるってことなのかなあ。だとしたらお手上げ。

2009年09月07日

9月7日

ああ、それにしてもつくづく。ちょっと古い日本映画に小津、成瀬、溝口から入り山中、マキノと続くような狭い範囲しか知らない私には、『アマゾン』の進藤英太郎は衝撃的だ。続編『ヒマラヤ無宿』というのがあるらしいが、そこでの進藤英太郎は「ボリショイの熊三」だそうな…。観たすぎる。ヴェーラさんに期待。

気を取り直して『執念の蛇』1958年。
初三隅研次。なんとたったの52分。溜めるところはたっぷり溜めつつも、省略できるものはガンガン省略する、その省略の妙ゆえなんでしょうか、短さを感じさせない密度の濃さと充実ぶり。
悪女お歌の蛇を体に巻きつけての演技は見るからに大変ですが、早々に殺されて水に何回も浮かばされ、土に埋もれ、の悲劇のお千代嬢も相当大変だ。でもまあ、最後のお歌の死にっぷりはすさまじい。水に浮いた裸体に蛇絡まりまくり。でも下品じゃない。
結構登場人物が多いのに、余分な説明なしに人間関係がすんなり分かってしまうのもすごいな。省略の快さ、これに尽きます。

2009年09月06日

9月6日

シネマ・ヴェーラにて『アマゾン無宿』『執念の蛇』。

『アマゾン無宿 世紀の大魔王』1961
これ。すごい。片岡千恵蔵が、進藤英太郎が。すげ。呆然。『スペース・カウボーイ』並におっさん陣大活躍。しかもみんなして顔でかすぎ。月形龍之介なんてシャワーシーンまで見せちゃう。『ポー川』とはまったく違うベクトルでめちゃくちゃ豊かな映画だ。もうなんかむちゃくちゃなんだよ設定が。OK(i)牧場とか書割り背景とか、キチ祭りとか、ユートピア教団とか、羅列したらきりがないほどむちゃくちゃでやりたい放題に見えるのに、カルトじゃないし悪ふざけにもなってない。きちんと収束するし、なんだかきちんと観れちゃう。わーもうよく分かんない。ものすごく贅沢に面白い映画だ。
あと江原真二郎(ジャック)がミスター(鈴井貴之)に見えてしょうがなかった、というかミスターにしか見えなかった。

はしゃぎすぎて疲れたので『執念の蛇』についてはまた。これまたすごい映画だった。

9月5日

岩波ホールにて『ポー川のひかり』。
初エルマンノ・オルミ。『木靴の木』すら観てないんだよなあ。
あまりにも美しすぎるシーンの連続なのではないかと観ながら思ったのだけれど(夜のポー川にかかる月とか)、その美しさは決して「映画」を邪魔していなくて、ううううん、うまくいえないけれど、ただとても豊かな映画を観ることができたという幸福感。
主人公が出会う人々が、生きていることを楽しんでますよ、という感じのシーンがそのままユーモアを生み出しているのがとても素敵だ。その代表格のようなヒロインはモーペットをがんがんに漕いで走り、主人公を捉えるに十分な生き生きとした空気を体中から放出している。決して美しいとはいい難い顔が、だんだんきれいに見えてくる。
ラストは悲しいけれど、そうであってよかったと思える。なんでかわかんないけど。

ちなみに初岩波ホール。ああ、ほんとうに「ホール」なんですね。30分前開場ってすごいですね。そしてお客さんの年齢層の高さも半端ないですね。

2009年09月04日

9月4日

たった今、荻野洋一氏のブログを見て初めて『HACHI』の監督がラッセ・ハルストレムだと知る。
リチャード・ギアがかろうじて売りなのかもしれない、こんなにもしょっぱそうな映画をねえ、そうですか。さんざんCMを見て、さんざん「ハチー」の物まねをしていながらラッセの名前に一切気がつかなかった。
別にラッセ・ハルストレムを大好きなわけではなく、むしろいつも何か足りない気にさせられる映画を撮る人というイメージなのだが、それでもスウェーデン時代の映画は、そこにただよう空気感がいい感じだったはず。
実は快作だったり、しませんか…?

2009年09月01日

9月1日

1週間くらい前に『サマーウォーズ』観たんでした。
面白いような気もしたので感想書けずにいたのですが、やっぱこれ私にはだめみたいです。
何というか考え方の問題で、自分としては受け入れちゃダメなものがちりばめられてるという印象。もっと若ければ素直に観たかもなあ。
まあそれよりも何よりも仮想世界の村上隆臭と、いかにもアニメなヒロインのアバターでかなりげんなりしたのが大きいかも。
まあそういうですね、あいまいな感想なのでスルーしてください。

2009年08月29日

8月29日

忌野清志郎展→赤塚不二夫展
清志郎さんはどれかひとつをピックアップしてというよりも、こうしてトータルで見せられるとしみじみとそのすごさが沁みる。トータルの、清志郎という存在がすごい。そういうこととは別に、8月の自画像は、理屈でわかってもやっぱり衝撃的。事実の重さをがつんと突きつけられた。
不二夫ちゃんは、すさまじさが延々と失速することなく続いていくことのすごさに圧倒される展示。
こうしたものすごさに圧倒されて、自分の圧倒的な生ぬるさにへこんで腹が立つ。いやもう当然比較できるものじゃなくて、へこむこと自体が何様!?であることも分かっているのだけれど、方向性なしであああああってなる。

8月28日

だるまはじめました。
ぼちぼち。ゆるく。
どうぞよろしく。

2009年08月22日

8月22日

日記をサボっていた間に観たのは『色即ゼネレーション』『サンシャインクリーニング』『私は猫ストーカー』。
個々の感想はいずれまた。とはいえ何となくすべて"平均点"。別にそれぞれは特に悪くはないのだけれど、平均点の映画を立て続けに観ていると映画館に行くモチベーションが下がるのだ。弱い自分。そろそろがつんとくるものを観なければ。

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。