2011年04月04日

人災

「想定」されえることを「想定しなかった」という人災の確認。

・共産党 吉井英勝HP
地震・大津波と炉心溶融にいたる原発事故は何度も警告してきた
http://www.441-h.com/message.html#0320
(抜粋)
津波には、押し波(高波)と引き波があります。押し波の時には、原発の機器冷却系のポンプとそれを動かすディーゼル発電機や蓄電池の配線などが海水に浸かって破損します。引き波の時は、この冷却水を取る取水口の位置は海水面の4〜6メートル低い所ですが、それよりも低くなって沖合まで陸地に変わることがあります。そうなると、もはやポンプを回しても冷却水が入ってこないということになります。今回、押し波の海水中に沈んでディーゼル発電機が破損しました。

寺坂信昭・原子力安全・保安院長が「(ディーゼル発電機も含めて内部電源が喪失されて)外部電源が全部喪失されて冷却機能が失われる」となると「炉心溶融につながるというのは論理的には考え得る」と認めていたことです。


・3/27のニュース
大津波再来の恐れ、09年に指摘=東電、津波想定に反映せず−審議会で
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201103/2011032700149
(抜粋)
09年6月に開かれた経産省の審議会で、福島原発について貞観地震の知見から「津波に関しては(東電の想定する地震と)比べものにならない非常にでかいものがくる」と指摘。「まったく触れられていないのはおかしい」と再検討を求めた。しかし、東電側は「被害がそれほど見当たらない。歴史上の地震であり、研究では課題として捉えるべきだが、設計上考慮する地震にならない」と答え、消極的な姿勢を示した。


・4/4のニュース。
「電源喪失で容器破損」東電報告書検討せず
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110404-00000076-yom-sci
(抜粋)
東京電力福島第一原子力発電所2、3号機で使われている型の原発は、電源が全て失われて原子炉を冷却できない状態が約3時間半続くと、原子炉圧力容器が破損するという研究報告を、原子力安全基盤機構が昨年10月にまとめていたことがわかった。

2011年04月01日

満月の夕


・中川のセルフカヴァー(何回目っ!?)のラフミックス、HPで公開中
http://www.breast.co.jp/soulflower/sfu20110314.html



・山口さんは弘前で無料ライブ
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110326/trd11032620030008-n1.htm

2011年03月31日

Love Me Tender



何言ってんだ ざけんじゃねえ 核などいらねえ
何言ってんだ よせよ だませやしねえ
何言ってんだ やめときな いくら理屈をこねても
ほんの少し考えりゃ俺にもわかるさ
放射能はいらねえ 牛乳も飲みてえ
何やってんだ 税金返せ 目をさましな
巧みな言葉で一般庶民をだまそうとしたが 
今度のことでばれちゃった その黒い腹
何やってんだ 偉そうに 世界の真ん中で
oh my darling I love you 長生きしてな
love me tender love me do never let me go
oh my darling I love you だまされちゃいけねえ
何やってんだ 偉そうに 世界のど真ん中で
oh my darling I love you 長生きしてな

2010年12月19日

江戸趣味

「だるまだま」更新しました。
http://darmania.seesaa.net/
浅草の江戸趣味玩具「助六」さんのちびっこ変わりだるまです。

江戸趣味といえば、池波正太郎が好きでして、
先日は、戦前の建物が残っている一角としても有名な神田須田町の蕎麦「まつや」さんを再訪。
池波氏が生前よく通っていたお店のひとつです。
ここのつゆが甘いけどすっきり、とってもまろやか。とてもおいしいんですよねえ。入った時はピーク時で、すべての席が相席でびっちりうまって大晦日か正月かといった賑やかさでしたが、決してうるさくはなく、お酒を飲む人、蕎麦だけを食べる人それぞれ自分の時間をすごしている楽しい空気があるのも、大人な感じですてき。きっとお店のおねえさんたちの力なんでしょう。

その後、小腹をすかせてから近くの「万惣」さんのホットケーキ。
これも池波氏の生前ご贔屓の一品。たっぷりのバターと蜜が幸せの味。ふわふわで端はバターでかりっと焼かれたホットケーキにだくだくに沁み込む蜜の甘さが上品でおいしい。以前行こうと思った時はお休みだったので念願叶いました。しあわせ。

池波氏とは関係ないですが、須田町に古くからある「近江屋洋菓子店」。
これまた有名ですが、名店ですね。
ちょっと昔なあじわいのケーキがおいしい。包装紙もレトロかわいいので、お土産などにもよいですし。

須田町にはあと、さらに有名な甘味処「竹むら」さんがありますねえ。
入ったことはないですが、粟ぜんざいを狙っております。

江戸趣味とは何も関係ない欲望のおはなしでございました。

2010年12月15日

だるま更新

「だるまだま」更新しましたのお知らせ。
http://darmania.seesaa.net/
奄美で見つけただるまさんです。

お知らせだけなのもなんなので近況を。

今月は飲み会が多いです。
みなさまそうでしょうかね。
日本の常識というものでしょうか。

映画鑑賞本数がここ数年の最低記録を更新中です。
体力がないので無理が利かない。
呑む→寝る→休日が終わる。
なんとなくだるい→平日夜鑑賞とか無理。

山にも行ってないんです。
計画を立てると足を痛める。咳が止まらなくなる。
山の神様が山に行かせてくれませんでした。

まずは体力づくりですかね、そうですね。

2010年10月04日

10月1日のアナグマ

P1030800s.jpg


はな子さんのおまけ。
アナグマ。寝てましたが、この姿勢。
よだれらしき濡れた跡がとてもキュートですね。

2010年10月03日

10月1日のはな子さん

hanako10.jpg

10月1日は毎年恒例はな子詣で。
都民の日で井の頭自然文化園も入場無料のため賑わっており、はな子さん周りも人だかり。
はな子さんは氷をもらって鼻先でつるつるしてました。今年もお元気で何より。

園内に溢れかえってぎゃーすか音を響き渡らせる小さい人たちも皆「はな子さん」と「さん」付けで呼んでいたのがほほえまし。むろん、周りの大人たちがそう呼んでいるからなのだろうけど、皆々様から「さん」付けで呼ばれる動物園の動物はそう多くないはず。はな子さんはやはり偉大です。

2010年06月27日

長谷川りん二郎

そういえば6月12日には、「長谷川りん二郎展」(りんは「燐」の火がさんずい)を見にわざわざ平塚市美術館まで行ったのでした。
金井美恵子さんの著書『スクラップ・ギャラリー 切りぬき美術館』で知って以来ずっと気になっていた「猫」と「不思議な静物」の画家。「平明・静謐・孤高」という展覧会の名前そのままの不思議な空気を持つ絵なんですよね。
永遠の瞬間というか、一瞬にしてその場に凍りついているとも違う、たしかに生きているかのような、そこにあるのに異界のものをみているような…。特に花の絵はそうした異界感がすごく強い。

小さい頃、体育座りをすると湯船の半分しか使わないので、プラスティックの湯船の底にお風呂場がそっくり映りこむのが見えて、ずうっと下のほうにある天井やそれにつながる壁などをじぃっと見ていると異界に引きずり込まれるような感覚になるのを楽しんでいた時期があったのを思い出しました。

そうした異界の中でも猫の太郎くんの絵は静謐ながらも確かにそこで息をしているような生もの感があって、おなかのあたりなどをずっと見ていると、寝息と共に柔らかく動いているようにも見えてしまう。
精密とかともちがう、ふしぎなふしぎな感覚。

時にルソーのようにも見える風景画もおもしろく、紙袋や箱シリーズの面白さはなんなのかと…

日記の抜粋なども、毎日毎日同じ対象物を延々と見つめ続ける、現物(光も含めて)を前にしなければ決して描けないという様子がうかがい知れて、また、それがふしぎさの理由に結びつく感じでした。

わざわざ平塚まで行ったかいはありました。
ただひとつ、「猫と毛糸」の絵は入口に展示されていてちょっと見にくかったのと、ガラスつき額に入っている絵は光が映りこんでしまっていたのがちょっと残念。

もう終わっちゃいましたが、企画展示のページはこちら。「猫」が、猫の太郎くんの絵です。「乾魚」とかもほんとうに好き。
http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/2010202.htm

2010年06月01日

爆音映画祭

今日は仕事を休んで爆音映画祭参戦。
『チェチェンへ』『Pola X』『ジャン・ブリカールの道程』『JLG/自画像』の4本を観る(ジャン・ブリカールとJLGは二本立て)。
『Pola X』はまさしく爆音の快感に身をゆだね、そのほかの3本は爆音の「ささやき」に耳と体をかたむけるといった感じ。いずれにせよ楽しかった。
ちなみに『チェチェン』は半分くらいの入りだったと思う。その他2本は多分満員。

2010年01月25日

レッツロックアゲイン

バウスシアターで、
ジョー・ストラマー『レッツ・ロック・アゲイン』
爆音上映やってます。

土曜日に観にいきました。
最初の爆音以来2度目ですが、やはりしょっぱなの、旧新宿リキッドの楽屋シーンはやはりすばらしい。このシーンだけでこの映画を観て良かったと思える。映画を通して痛感するジョーの生き様のかっこよさが、このシーンに凝縮している気がする。

上映権利切れのため、日本最終上映最終爆音。
29日まで。

観にいける人は観にいったほうが良いと思うよ。
http://www.bakuon-bb.net/letsrockagain/

ちなみに土曜の夕方は『かいじゅうたちのいるところ』を同じくバウスで観たのですが、お隣のスクリーンではなにやらアニメ映画の上映に大行列。バウスではアニメ系がいつでも大入りのご様子です。よそであればまったくの無関心ですが、そんな皆様のもたらす利益が爆音上映にまわってるのかと思うと(いや実際どうだか知りませんが)ありがたくて拝みそうになりました。

2010年01月12日

エリック・ロメール

エリック・ロメールが亡くなってしまった。
『アストレとセラドン』で引退とは言っていたけど、勝手にオリヴェイラなみに長生きするものだと思っていた。89歳なんだから大往生なんだけどね。でもでも。
『アストレ〜』まだ観てない。
四季物語や『緑の光線』なんかがベタに好きだけど、『木と市長と文化会館』の幸福感には泣いた。変な味わいのものも、その変な味がよかった。まだ未見の作品がいっぱいあるのはきっと幸せなことなんだと思おう。

2010年01月03日

2009年観た旧作

あけましておめでとうございます。

旧年中に見た旧作は以下のとおり。(観た順)

ロケーション
黒木太郎の愛と冒険
街の灯
喜劇・女は度胸
「みな殺しの歌」より 拳銃よさらば!
殺人狂時代
動物農場
ゴジラ対ヘドラ
三十三間堂通し矢物語
昨日消えた男
宇宙人東京に現る
帽子箱を持った少女
騎手物語
赫い髪の女
宵待草
青い青い海
歌行灯
銭ゲバ
女囚701号さそり
five easy peaces
イージーライダー
アルプス颪
ラヴ・パレイド
オリヴァ・トウィスト
襤褸と宝石
留学生チュア・スイ・リン
水俣リポート1実録・公調委
執念の蛇
アマゾン無宿
チチカット・フォーリーズ
マディソン郡の橋
病院
山中貞雄パラパラ漫画アニメ
戦国群盗傳
冬物語
恋の秋
動くな、死ね、蘇れ!
ひとりで生きる
ぼくら、20世紀の子供たち
バグダッド・カフェ ニューディレクターズカット

按摩と女
喜劇 駅前漫画
喜劇 駅前番頭

題名だけじゃどの映画か分からないものも多々ありますね…。
カネフスキーの『動くな、死ね、蘇れ!』に続く2作をやっと観られた。清水宏は多分はじめて観た。『簪』『按摩と女』両方とも子供がすばらしくて、ぜひとも子供メインの映画も観たくなった。きわものながら、『アマゾン無宿』の余韻は未だ心に。ワイズマンはもっと観るべきでした。ちょっと後悔、今後頑張る。ボリス・バルネットに出会えたのも幸福。
しかし、何より衝撃の出会いだったのは森崎東作品。上からの4作がそれ。80年前後という、私にとっては日本映画空白の時代に殴りこんできた。未知は怖い。もっと森崎を観なくちゃ。

そんなわけで、今年もよろしくお願いします。

2009年11月21日

11月21日「スペル」

先週『スペル』を観ました。良くも悪くもザ・サム・ライミ。
私にとってサム・ライミといえば『スパイダーマン』よりは『死霊のはらわた』です。おそらく、サム・ライミが好きだ!と声高らかに宣言する人たちの多くはそうなのはないでしょうか。そして、彼の新作が久しぶりのホラーであることに期待満々、私も例外なく期待満々。『死霊〜』の作風にどう『スパイダーマン』で培ったスキルが生かされてくるのか。ちなみに『死霊〜』は演出がうまい、というものではありませんよね。でも微妙な間と溢れすぎてほとばしりまくるホラーへの愛が妙なことに映画を面白くしていると思います。

そして、『スペル』。ある意味期待は裏切られませんでした。どこを切ってもサム・ライミ。しかし『スパイダーマン』(そしてその前には『ギフト』という佳作もあったはずですが)の丁寧さはダルマ落としの中段なみにスココーンとすっ飛ばされて影も形もありません。あまりにも『死霊〜』時代のサム・ライミ。
怖がらせたいのか爆笑させたいのか分からない描写の数々。噴射する血、滝並みの雨。ありとあらゆる過剰さがシンプルな進行(雑なとも言えるかも)の上に積み重ねられていきます。ああ、これぞサム・ライミ。突っ込みどころの数は両手数ではたりません。往年のファンは喜んだでしょう。いや、怒ったでしょうか。確かにこれは好きなテイスト、しかしあまりに懐古的なのではないか。この数年はどこに消えたのでしょう。まるでサム・ライミAとサム・ライミF。それほど彼は『スパイダーマン』で自分を律した仕事を強いられたのでしょうか。
思うに、彼は『死霊〜』をこそ愛しているのだということを自分で再確認したかったのではないでしょうか。自分の原点に帰らないことにはその先などない、そういうことのなのではないか。

まだ観ていない人には誤解を与えてしまったかもしれませんが、これは決してつまらない映画ではありません。しかしまた、配給会社が宣伝しているような怖い映画でもなく、最後のどんでんに慄くという映画でもないのです。そういったものを期待しては『スペル』は最悪につまらない映画でしょう。ダメです、のせられては。ちなみにこの映画の原題は『DRAG ME TO HELL』。どうでしょうこの身もふたもない直球な題名(そういう映画なんです)。この身もふたもなさが、この映画の方向性を良く表していると思うんですけどねえ。『スペル』はおそらく「呪文」という意味合いで付けたのでしょう。これまたTVスポットでやっているような「禁断の言葉」などというくだりはございませんのでご注意を。

では一体この映画の面白さって何だ。サム・ライミ節以外の売りはなんと言ってもヒロインの人間像ではないかと思います。控えめで親切心に溢れるヒロインが窮地に立たされて繰り出す意外なたくましさの数々。関心するほどのそれらはラストを平常心で迎えるのに効果的。それでいいのか、サム・ライミ。でもだからこそ面白かったりする。話の流れはラストに向かってがんがん雑なほどに突き進むのに、見せられているものは何か違う流れを見せている。その不可思議な感覚。

観てすぐには呆れた感情が残るものの、やはり私はこの映画をそこそこ好きなようです。しかし、くれぐれも過剰な期待は禁物です。そして反芻してみる。妙な面白さが残るかも。

※追記:本文内で意図しているのは『死霊のはらわた』ではなく、『死霊のはらわた2』ではないかとのご指摘を受けました。まったくそのとおり。正確性がなくてすみません。おわびして訂正いたします。

2009年11月13日

11月13日「ネスレダメポイント」

どうして私がネスレをもう買いたくないなあと思ったのかを、詳しく書こうと思ったのですが、いろいろ考えているうちにすっかり疲れてしまったのでとにかくポイントだけでも挙げておきます。

要するに、企業倫理が著しく低いから、というのが基本なのですが、そのポイントとしては、

・遺伝子組み換え食品に使用に関するダブルスタンダード
・ネスレ・ボイコットを引き起こした粉ミルク商法
・ボトルウォーター事業における傍若無人ぶり

興味ある方はそれぞれ検索してくださいまし。

ボトルウォーターなどは欧米でも問題を起こしていますが、発展途上国を食い物にしていこうという姿勢があからさまなのと、問題を引き起こしているのが、人の共有財産でなければならない水や、守られなければならない乳児の生死に関するものなんですよね。企業はむしろそれ以外のところで儲けて、利益外でサポートしていただきたい人間の生きていく基盤の部分で儲けようとしているのではないかと。

あと、遺伝子組み換え食品は何度も言うようだけど、エコとかロハスとかじゃなくて、遺伝子組み換え作物が蔓延するということは、ごく一部の企業に農業という、これまた生きていくうえでの基盤を握られてしまうという点で絶対にイヤ。しかもその代表的企業がモンサントという、かつてエージェントオレンジを作り、今またそれ以上の劇薬除草剤を安全と言い放って空中散布させまくる会社なのだから。あーやだやだ。

そんなわけで、とりあえずネスレダメダメ中。

2009年11月11日

11月11日「罪」

7つの社会的罪 Seven Social Sins

理念なき政治  Politics without Principles
労働なき富   Wealth without Work
良心なき快楽  Pleasure without Conscience
人格なき学識  Knowledge without Character
道徳なき商売  Commerece without Morality
人間性なき科学 Science without Humanity
献身なき信仰  Worship without Sacrifice

マハトマ・ガンジー


おぼえがき。

とりあえず、道徳なき商売屋として見切りをつけたネスレ社製品の不買運動を極私的に開始してみた。ネスレ社のマークもミロも好きだけど、だってひどいんだもん。

2009年11月10日

11月10日「石」

森の石松が逝ってしまった。

石松以降の数々の業績を無視して石松を偲ぶのは、森繁さんに失礼なのかもしれないけれど、今の私にとっては、石松としての森繁さんが一番身近。マキノの「次郎長三国志」での石松が余りに素晴らしくて。あの酔いどれっぷり、猿踊り、直情さに憎めなさ。
その他の業績も追々目にすることになるのだろうけど、今は「石が逝っちまったよう」と悲しむ。

2009年10月17日

10月12日「内藤正敏」

12日は武蔵野市吉祥寺美術館にぶらりと入って内藤正敏氏の写真を見た。案内板の写真と「婆バクハツ!」という出典の説明が気になったので(リンク先のチラシの写真)。
民俗学者としても有名な方らしく、展示されていたのは出羽三山を中心とした異界を感じさせるもの。即身仏の写真とか、ものすごいアップの仏像の台座とか、暗闇の中で爆笑する歯の欠けたおばあたちとか、異界の毒気にやられてしまいそうな迫力。といって余計な意味づけはされいない、不思議な静かさも。化学写真家としての前身がにじんでいるのか。初期の化学反応作品もとてもおもしろい。

流れていたVTRで喋っているご本人は情熱的ながらあくの少なそうなお人柄。むむ。何となく納得。

と、まじめに見ていそうだけど、私にとって異界ものといえばまず諸星大二郎が出てきてしまうわけで、モロボシフィルターで写真を見てしまった。これは妖怪ハンターのあれっぽいなあ、とか。もはや素直に民俗学的なものに触れられない病気なんでしょうか。



10月17日だるまだま更新しました。

2009年10月13日

10月11日「やばいほうの若冲」

『皇室の名宝』展に行く。
思ったほど混んでなかった。
今回の目玉はやはり若冲の動植彩絵30幅一挙展示でしょうか。しかし、さすがにじーっくりと見るほどには人は少なくないので、やや流し見になってしまった。それにあんまりじっくり見ると生気を吸い取られる。本気若冲の絵は、隅の隅まで際の際まですべてに顕微鏡並みのピントが合っている。ああ何もそこまでしなくていいんですよと降参してしまうのだ。私はこの狂気のテクと情熱を持った若冲が描くゆるゆる一斗絵シリーズが好きなので、すげえなーすげえなーと言いつつも負けてしまうのです。30幅一気は体力持たないわ。でもコの字型に30幅がずらーっと並んでいる光景は圧巻でした。あと、やっぱり群魚図の楽しさと池辺群虫図のわくわく感はすばらしい。虫は2度目だけど、きっとまだ見つけていない虫がいるんじゃないだろうか。虫の前には小さな子がいたので、ゆっくり宝探しさせてあげたかったなあ。

しかし酒井抱一の12ヶ月と若冲の30幅でお腹いっぱいになってしまうせいか、見終ってから思い返すとずいぶんあっさりした展示だったような気になる。
それに、プライス展で行われた光の演出で、自然光やろうそくの明かりで見る日本画の美しさを知ってしまった身としては、金箔も抱一さんの鮮やかな色彩も山水画も、ゆらぐ光の中で見たいと願いながらの鑑賞になってしまうのですよね。明治期の新しい絵なんてびかびかだもんな。プライスさんの功罪深し。

そういったこととは別に、森狙仙の孫の代に当たる森寛斎のお猿はかわいかった。と思って家にある図録で狙仙さんの猿見たら…。寛斎の猿だって十分すごいのに、やっぱり本人が猿とまで言われた人は違う。

特別展から出た後にちょっと展示してあった土偶に胸がときめく。やはり土偶展はマストだ。

2009年10月07日

10月7日「チベットは遠くにありて」

2-1img.jpg
こんなの見せられたらきになってしょうがない『ポタラ宮と天空の至宝』展ですが、どうも気になっていたのは、その展覧会を開催したがったのはだれか、と。それらの宝を日本に持ってくる力のあるのはだれだ、と。まあ当然中国なんですよね。

ダライ・ラマ法王日本代表部事務所からは中国のプロパンガンダである旨の声明がきっぱり出てますし(こちら)、ずっとこの展覧会について抗議をしている人たちもいる(「聖地チベット-ポタラ宮と天空の至宝-」展に抗議する国際連盟 。こちらはまだちゃんと中身を読んでいません、すみません。)。

こういう展覧会をしたがるのはつまるところ、チベットを見えなくするのが目的なんだと思います。もともと乏しい情報のうえに、こういった展覧会だけを目立たせて、そこで知った情報を人々の意識の前面に立たせてしまう。文化的な側面だけで政治面に一切触れない、ないことにする。チベット問題の落としどころなんて分かりませんが、力を持つ側が持たない側の歴史を略奪してしまうのはいかんです。それをよしとしてしまう日本側の主催者と共催者はだめじゃんか。

2009年10月04日

10月1日「はな子詣」

hanako.jpg
10月1日は都民の日。そして会社の創立記念日。
いつの間にやらこの日のはな子さん詣でが恒例化してしまいました。雨の合間の天気の良い日にてくてく歩いて井の頭公園。御年62歳(推定)のはな子嬢は今年も元気であられました。後ろの木に掛けたロープをひっぱったり、枝でばさばさ体をはたいたり。でもだいぶ足が細くなった気がします。遊び道具が多くなったのは、それで無茶するほどの体力がなくなったということなのかもしれないとも思ってちょっと切なかったり。
ぼーっと見つめていたら1時間経っていました。
1時間飽きないはな子さん。いやいやもっと見ていたい気もしましたが、きりがないのでその辺で。

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