2014年05月24日

點てんひゃっけん

台北に行ったときに「點」という漢字をあちこちで見かけたのだけど読めぬ、と思って検索したら「点」に当たる漢字で、思い返してみたらその通りの使われ方だったな(終點とか)と納得した5月初旬。
で、話は飛んで、吉祥寺バウスシアター。LASTBAUSの企画の一環として1Fのカフェで行われた古本市で、内田百間(自分のパソコンで門に月、の字が普通に変換で出てきたけど機種依存文字ですよね?)の「沖の稲妻」旺文社文庫を発見。
前から旧仮名遣いのままの百間さんが欲しいと思っていたのだけど、1982年に発行されたこの版は、漢字は一部略字体に改めかなづかいは原文のまま、ということなのでいそいそと購入。頑なに旧かなづかいを変えなかったという百間さんは、やっぱり旧かなづかいで読んでみたいのです。
と、この戦前・戦中に書かれた随筆集には件の「點」の字が「点」として普通に使用されている。この黒に占という漢字、これもつい先ごろまで日本でも普通に使われていた字だったんですね。無知。
予備の豫(ヨ)とか、運転の轉(テン)とかは読めるのにー。
とはいえ、地名を始め「沖の稲妻」にはふり仮名がついていなかったら読めなかったであろう漢字が沢山あって味わい深い。この版の「冥途」とかも欲しいなあ。
たぶんもっと前の版になるとふり仮名が無くて読めない・・・。

2014年03月02日

水中テオレマ

三鷹北口に新しくできた素敵な古書店「水中書店」さんが、居心地が良いとツイートしていたので気になっていた同じく三鷹のカフェに行ってみれば、こじんまりとしているけれどウッディで洗練された居心地の良いオシャレ空間。
の、壁一面にスミスのジャケット群(これは期間限定らしい)。棚にずらりと並んでいるのは諸星大二郎に星野宣之。手塚治虫もあるけど、ばるぼらとかネオ・ファウスト。
むむむ?
そしてトイレに行けばパゾリーニの『テオレマ』。。。。

む。

店名の「テオレマカフェ」てそのテオレマか!

このオシャレ空間の店名がパゾリーニでいいのか。いやパゾリーニなんだから洗練された空間でいいのか。むしろ洗練された空間に奇妙なもの(失礼)詰め込んであるのは正しくパゾリーニ的空間なのか。
うーむ。
ねじれてる。
しかしそのねじれがここちよい。
奇妙寄りのじぶんですが、籠絡された。
この空間、好物だ。

もちろん出しておられるものはちゃんとしてます。
頼んだコーヒーもあんずケーキもとてもおいしく、チーズケーキとか甘くない食べ物とワインとか品数はおおくないんだけどそそられるものだらけ。

で、ですね、テオレマカフェにたどり着くまでの経緯が、
岡田秀則氏がブログ「Atelier Manuke」で水中書店開店のことを書いていたので→行ってみたらば居心地の良い古書店で映画系の本も多めで気に入って(水中書店の店主さんはかつて映画を学ばれた、とか)→その店主さんがテオレマカフェが良いとツイートしているので気になって行ってみる→テオレマだった。
という流れで、結果的に映画(絡み)数珠つなぎでした。

2014年01月28日

ニワトリに履きもの

森崎東監督の『ニワトリはハダシだ』は大好きな映画だけども、題名の意味はよく分からない、ですよね。

なんとなくのニュアンスは映画内の倍賞姉さんのセリフ、「ニワトリあハダシ、ええ文句や、バタバタせんとドーンと構えときなあれ!」(『森崎東党宣言』から引き写し)で想像するとして、何から来てる言い回しなんだろうと気になっていた。

ところが先ごろ読んだ『森崎東党宣言』の中で、ハダシの脚本に参加された近藤昭二氏が、(かつて京都の撮影所の大道具スタッフである)「人物が時々発する意味不明の罵言」が「作品中でも使われることになり、タイトルにもなった」と書かれていた。
つまり「屁のつっぱり」式の、「言葉の意味は分からないが、なんだかすごい迫力ですね」といった言葉なのだなあとひとまず納得。

で、だ。
今日、筒井康隆氏のエッセイ『狂気の沙汰も金次第』を読んでいたら、「ニワトリが高下駄履く」という言い回しが出てきた。
おぉー。
「「あんたを信用しているからね」そんなことばひとつで、人間の行動を左右できるなどと考えるやつの思いあがりは、まさにニワトリが高下駄履くのに等しい。甘えるのもいい加減にしろといいたくなる。」
なんだか文脈的にもハダシと見事に対になっている言い回しじゃないですか。このあとに「ニワトリはハダシだ」とつなげてもしっくりくる。
「甘えるのもいい加減にしろといいたくなる。ニワトリはハダシだ。」
うむ。

このエッセイ集は昭和48年刊行。時代としては京都撮影所の人物が「ニワトリはハダシやぞ!」と裂ぱく発していた頃からそう遠くないと思われる。なぜにそこでニワトリなのか。やっぱり何かそのようなニワトリをつかう言い回しがあったのでしょうか。例えにはニワトリ、なブームでもあったのか。気になる。

ちなみに「ニワトリが高下駄」で検索してみたら、「筒井氏のエッセイに出てきたんだけどどんな意味なんでしょうね?」ということで色んな方が自分なりの解釈をしておられる。
ハダシでも高下駄履いても、インパクトをもたらす言い回しになるニワトリ。
ニワトリのポテンシャル高けー、てことでひとまず落ち着いておくか。

2013年01月08日

謹賀新年

あけましておめでとうございます。
年末から年始にかけて八重山でだらだら(寒かったのでほんとうにだらだら)しておりました。
ぴかりゃーには会えませんでした(竹富町公式キャラ)。
去年最後の1本は『はちみつ色のユン』でした。クリスマスに観るにはいささかヘビーですね。
今年1本目の映画は、去年中に観られなかった『ホビット』になりそうです。

今年もよろしくお願いいたします。

2012年12月17日

20121216

当然のことながら今回の選挙の結果にはとてもしょんぼり。
でも、もっとずっとしょんぼりなはずの、もんじゅ君のツイート見て気を取り直す。
「あきらめと無関心がいちばんの思うつぼ」ですだよ。
岩上さんのツイートとかも見て、これからだと思い直す。あと、いとうせいこうさんとか。
それでも、しょんぼりに蝕まれて頭痛くなったりするので、一昨日観た『家路』(名犬ラッシーの初映画化もの)と昨日観た『フランケンウィニー』の両名犬の愛らしすぎる愛らしさを、くりかえしくりかえし脳内反芻して栄養にする。
特に『フランケンウィニー』の、スパーキーのぶりんぶりんの尻と、ネコのぶらんぶらん揺られてる様が脳に栄養満点。うむ。

2012年10月20日

ベルクラヴ!

ちょっと前の情報になりますが、ついについに、ルミネさんがベルク撤退をあきらめてくれたみたいですね!

9月末までに届かなければいけない退店勧告の通知が来なかったということです。この時点で2年間の更新が自動的に決定です。
それに、2007年から続くこの騒動、ついにルミネさんも「お客様からのベルク営業継続を求める声、2万名近い署名を無視できない、とはっきり表明して下さいました。」とのことです。
ざまーみろ!と言いたいところですが、当事者の方たちが決してそのような暴言は吐きませんので、ここは一言。うれしい。

詳しくかつ簡潔には、公式ブログの店長さんからのご報告をお読みください。
http://norakaba.exblog.jp/

もろもろのストレスに負けずにずっと同じ「ベルク」さんでいつづけてくれたことに本当に感謝。
そして非積極的活動者である私は、「ラブベル」のみなさまにももちろん感謝。(http://ameblo.jp/love-berg ラブベルさんのブログのほうはかなりこう、私の心情を代弁してくださってます(笑))

最近はめっきり行ってないんですが(といってもたまに土日に行こうとしても大体ぎゅうぎゅう)、やはり新宿における心のホームグラウンド。

本当にうれしいです。
ルミネさん、これからもベルクさんをよろしくおねがいします!

2012年09月01日

パトスとNと浅草、そして本宮映画劇場

ものすごい時間差(1ヶ月遅れ)だけど、先日銀座シネパトスの閉館を知り、えらくショックを受けている。
地下街ごとなくなっちゃうなんて。もはやあそこは東京の文化遺産ではないのか。耐震性って、どうにかなんないのかな。それとも、都としては黒歴史(三原橋地下街成立には戦後のどさくさがいろいろ絡んでいるらしい)をやっと消せるわーって感じなのだろうか。

この映画館とのお付き合いは15年より前、えらくやるせなく暗い青春の台湾映画(だったとおもうんだけど、詳細覚えてない・・・。高校生主人公の住む集合住宅が水浸しになったりしたような・・・。)をひとりで観に行って、薄暗いし、ゴミも落ちてるし、隣は成人映画だし、地下鉄の音は聞こえるし、映画の内容とあいまって、「暗いわ!」と口に出さずにはいられないやるせなさが始まりだったと思う。
でもやっぱり本気のお付き合いは名画座宣言後。だって同じお金払うならもっときれいな劇場行くじゃない。。。しかし、名画座となると、逆に三原橋の昭和な雰囲気がよくて気分も乗る。それに、久しぶりに行ったら地下街も劇場もすごくこぎれいになってた。
もちろん雰囲気だけじゃなく、名画座の特集内容もよい。ヴェーラや新文芸座とリンクしているような、少し違うような住み分けがあって。昭和喜劇ものならシネパトス!という括りが自分の中ではできてました。
もはや銀座のオアシスなのに。

ていう個人的思いは省いても、旧作・新作ともに味のあるラインアップをしてくれる貴重な映画館のひとつなんですよね。それがなくなってしまう。

と、悲しんでいたらNもなくなるという。
どうやら、まだ閉館日時が確定してないため公式アナウンスしてないようなんですが、年内いっぱいと。正直あの劇場はスクリーンが観にくいので、ユーロが移転してくれたときは大変喜んだのですが、しかし、Nがなくなってしまったら、今Nでしか掛からないような大量のホラーや音楽系映画はどこへ。。。

そして、浅草からの映画館消滅。中映他5館が10月下旬までに閉館、ビルの取り壊し。。。
ここ、入ったことないんですが、たまに前を通るたびにそのたたずまいにキュンとし、名画座のラインアップににやりとし、いつか行こういつか行こうと思ってた映画館でした。

シアターNの閉館理由は分からないけど、銀座、浅草、どちらも歴史あるたたずまいがあるからこそ映える繁華街から、「老朽化」の元にさっくり味のある場所、そしてポリシーの感じられる映画館がなくなってしまうのはとてもかなしい。

そんなふうにしょんぼりしているところに、Atelier Manukeさんの記事(http://d.hatena.ne.jp/atelier-manuke/20120829)に「こんな映画の愛し方もあったのか。本当に泣けた。」の言葉。そして、そのリンク先の都築響一氏の記事は本当にすばらしい。

http://www.chikumashobo.co.jp/new_chikuma/tuzuki/06.html

「本宮映画劇場館主」
狂人的に偏執狂的に、周囲から変人扱いされても、映画と映画館への愛を貫き通す。こんな市井の人がありえるのかと。そりゃ、記事を読みながら泣きますよ。都築氏の書いているもどかしさにもものすごく共感。

だって、東京ではこんなふうに日夜映画館が建物ごと消えていくのに。
ううー。がんばれ、日本映画館界!(そんなのないのか?)

2012年02月01日

池波さんと吉村さん

ここ数年でぐぐっとファンになった吉村昭氏の、ムック本「KAWADE夢ムック 文藝別冊〔総特集〕吉村昭」を図書館で見つけて、ぱらぱらとめくってみて、うほほと喜ぶ。巻末近くに吉村昭氏と池波正太郎氏の対談が載っていた。

ちょうど吉村氏の「私の文学漂流」を読み終えたばかりで、氏が日暮里駅近くに生まれ育った下町っ子ということを知った私は、こちらは長年のファンである(まあやっぱり鬼平なわけですが)池波さんを連想し、池波さんも浅草の下町だし上野に通っていたし年齢も近いはずだけど、「文学漂流」には名前は出てこなかったので、作風もまるで違うし交流はなかったのかしらと勝手極まりなく残念な気分になっていたので、この対談を見つけたときにはとにもかくにもまず嬉しかった。

76年と古いものだけど、やはり内容は下町の話を中心として、思い出話から男同士の愚痴、「飲む、打つ、買うという人間の欲望をしらなけりゃ都政なんてできない(吉村)」なんていう話まででてきて短いながらお二人の気風のよさが面白い。
他にも96年のインタビューで文藝春秋のインタビュアーが「(池波さんと二人で)早いと軽く見られるんじゃないか、原稿料も上げてもらえないんじゃないかって。買い手も、ぎりぎりまで渡さないほうがいいんじゃないかって冗談をおっしゃっておられた」と言ってもいて、濃くはなくても、そういった交流があったことがわかってなにやらほっこりとした気持ちになった。

本当に書いているものはまるで違うのに、二人を連想してしまったのも不思議だけれど、そう思った矢先にこうした特集を読めてありがたや。

ワイズマンも好きだしスピルバーグも好き。吉村さんも好きだし池波さんも好き。と並べたら大雑把過ぎると怒られるか。。。映画のほうは現役だし、年齢離れてるし。

2011年12月21日

台湾モノ

ムズムズくんからさかのぼる事1ヶ月。11月初旬には初台湾だったのでした。
そしてこれが素敵な台湾の思い出コーナー。
P1050276.JPG

左から。

・台湾のベビーパウダー。勝立百貨店で凝視してたら、店員のお兄さんが「ずっと昔からある台湾のパウダーなんだよー。僕も子供のころぱたぱたされたし、お父さん、おじいちゃんの世代も使ってたんだ」的な事をにこにこと説明してくれた。買って開けてみたら粉まみれ袋がぼふんと入っていて、ただ今取り扱いに困っている。詰め替え用容器必要。日本のものよりかなり甘いにおい。

・頭痛にも肩こりにも傷にも効く万能オイルというジャンルが中華圏にはあるようだ。タイガーバームの液体版。ちらっと見えている白い箱のこれは香港メーカーだったかなの「白花油」。ビンがかわいい。

・手前の緑の箱が台湾産の万能オイル「緑油精」。帰国後に見た『モンガに散る』で主人公がしょっちゅうこめかみに当てている小瓶がこれ。男たちののんだくれシーンの中に、このおしろいのようなちょっと甘い匂いが漂っていたのかと思うと何だか面白い。

・万能オイルコーナーにあって、なんだかわからないけどパッケージがかわいくて買った「薄荷玉」。その名のとおりハッカを結晶化させたもののようで、これも凝ってるところなどに塗るとよし。昔は日本でも普通に売っていたそうな。

・そして正面メイン。おじさん。の、絵葉書。台北っ子観光客で満員電車状態の平渓線でたどり着いた終着駅にて発見(平渓線といえば『憂鬱な楽園』なのですけどね、いやもう完全に観光地でした。行くなら平日にいきましょう)。元炭鉱線なのでシチュエーションとしてはわかるが、ピンで絵葉書になったこのおじさんは誰なのか。この堂々としたたたずまい、自信たっぷりの笑顔を見るほどに取り扱いに困るこの魅力。まとめ買いしてお土産に配ればよかった。買った店以外にはなかった気がする。

おっさんといえば。台北周辺をうろついた今回の旅行の中で一番わくわくしたのは龍山寺前のおっさん公園とその脇のおっさんマーケットストリート。≒浅草の、伝統と妖しさと猥雑さとダメな感じ。妙にテンションあがった。

台北以外の台湾にも行きたいなー。

2011年12月20日

ムズムズくん

かれこれ2週間以上前の話だけど、有楽町に行ったらムズムズくんがいた。
これ↓
ムズムズ

カメラ向けたら、びしっとポーズとってくれました。

ムズムズくんていうのは富山県射水市のご当地キャラなのだけど、知名度の低さか、全然人だかってなかった。かわいいと思うんだがだめだろうか。自分はたまたま知っていたので、思わぬレアものにやや興奮。

すぐ脇の広場でやっていたイベントにいた、太地町の「ゴン太」が、キャラクターというよりもコビレコンドウクジラまんまなのが、いろいろドキドキだったのでみんなそっちに気を奪われたのかしら。

ムズムズくんに誰も注目はしていないけどそれなりに賑わっていた射水市物産展で、ほたるいかのスモーク(鈴香食品)とほたるいかの沖漬け(京吉)を買ったら、抽選券をもらえてがらがらぽん。まあ、はずれるわけなのだけど、はずれの景品がすこぶる素敵なのでした。

P1050273.JPG


富山といえばの紙風船と、射水市柄の金太郎飴5種。
なんといってもムズムズくんの金太郎飴が秀逸。白えび、ベニズワイガニ。。。青白のスイカみたいなのは射水市のマークだというのを紙風船情報で確認。で、さいごの1つ。黄色の飴の絵柄が何なのかわからず。今もって謎です。これなんですかね?

でもこれ、PR商品として、かなりセンスのよいはずれくじ景品じゃないですか?
フジロックでタワレコの抽選で「はずれ」のタオルもらうのと同じくらいの嬉しさ。

購入したホタルイカ製品はどちらもえらくおいしかったのだけど、特に沖漬けは今まで食べたホタルイカの沖漬けの中で一番おいしいかも!というくらいのぷりぷりとしたおいしさだったので非常に満足。

あー富山でキトキトの魚堪能したいわ。

2011年06月22日

節電の夏

東京にオリンピックいらないし。
徴兵制もいらないし核爆弾もいらないし原発もいらないー。
ようするに現都知事いらない。その"ヒステリー"息子と"デモ"手下ともども。
そして今日暑い。日付がもうすぐ変わる今もちょっと暑い。
電力がね、震災以降一番使われましたよ!夏本番はこんなもんじゃありませんよ!と東電がおどかす。
実際そうでしょうけど。冷房は必要だし、街灯も必要。
でもまだ削れるものありそうなんですけどー。
そして夏に向けて非原発発電の稼動を頑張れ。

去年の猛暑もクーラーなしで過ごした自宅では15%節電とか無理な気がする。
と思って6月の請求書見たら、前年同月(同日数)から23%減ってた。はて。
去年と違うことは、居間の電気をLEDに換えた、冷蔵庫と洗濯機を年代物から買い換えたくらいです。
単に家にいる時間が短かったかな。
まあ家の節電って、結局いかに家にいないか、な気もする。

とりあえず、夏に向けて窓の外に遮光ネットを吊るそう。
黒と白とシルバーとどれがいいんだ?


それと、「だるまだま」なんと半年振りの更新しました。
・機関車だるま予告
・だるま屋ウィリー事件
・フクシマのだるまさん
などです。よろしければー。
http://darmania.seesaa.net/

2011年05月11日

うれしーとふじやん

このブログでは唐突ですが、水曜どうでしょう絡みのお話し。
D陣日記で藤村氏がごくまっとうなこと(私にとって)を書いてます。
読んでほしいので貼っちゃいます。
http://www.htb.co.jp/suidou/
5月10日火曜日。藤村でございます。

先月、東京に出張しておりまして。

そんで夜の街を歩きますと、以前と比べてずいぶんと薄暗い。

派手なネオンサインや街角のスピーカーからガンガン流れていた音楽は、計画停電の影響と、そして自粛ムードの中で、なりを潜めておりました。

でも東京の人たちは口々に、

「薄暗くてもまったく問題はない。むしろ、このぐらいがいい」

と、言っておりました。

しかし、数日を過ごすうちに、渋谷交差点あたりでは徐々に音楽が鳴り、またうるさくなり始めておりました。

自粛がそろそろとけた、ということなんでしょうか。

「自粛」・・・

今回の場合、派手なネオンサインやガンガン鳴り響く街角のスピーカーは、そもそも「自粛」ではなく、「節電」という大きな理由があったはずです。

自粛をとくのはそれぞれの判断でしょうが、「節電」がとけるのは、「電力がすべて復旧したとき」、になります。

「電力がすべて復旧したとき」、とはつまり、「原子力発電所を含めた電力供給源が今までと同じく稼働するとき」ということになります。

そこを間違ってはいけないと思います。

社会の人々は今、「原子力発電所が今までと同じく稼働すること」を求めているのでしょうか。

もし、そうではなく、「もう原発には頼らない社会」を求めているのだとしたら、これからも「節電」は続けなくてはいけません。

「節電」を「自粛」という言葉にすりかえて、「さぁ!そろそろ自粛ムードを振り払って、街に明かりを取り戻しましょう!」という動きに、なんとなくなっているとしたら、それはすなわち、「今までと同じく原発を利用しましょう」と言っているに等しいということです。


私は最近、すっかり早寝早起きになりました。

テレビも夜中まで見なくなりました。

街角のネオンが消えていても、別に寂しいとは思いません。むしろ、いい感じだと私も思います。


もう地震はいらない。

もう津波はいらない。

もう原発はいらない。

この中でひとつだけ、自分たちの力でなくせるものがあるんです。

「自粛」という言葉は、私は今、大きらいです。


藤村氏も嬉野氏も常にまっとうなことを書いてるんですけどね。
このまっとうさが、とても心強いです。全国にどうでしょうバカ(藩士とまではいかずとも)はたくさんいるでしょう、そういう人たちの多くはこの人たちの言葉に頷いているだろう、そういう立場の人がこうまでも真っ当なことを堂々と書いてくれることに、とても力をもらいます。ありがたいなー、とも思います。

震災直後の日記では、うれしーがいつも通り「各自の持ち場で奮闘」せよと書いておりました。いつも日記の最後に書く言葉ですが、この時はこの言葉の意味がとても重かった。なにもできない自分のふがいなさに発狂しそうになっても、この言葉を繰り返してどうにかこうにか日常を送りました。働いて、金を送る。私にとっての「持ち場」はまずはそこなんだと思えたのはこの人たちの真っ当さのおかげなのだなあ、と改めて思った次第。そして、より「奮闘」しなければならぬな。

2011年05月09日

原発あれこれ

(ちなみに)原発がらみのニュースは岩上安身氏のtwitter(http://twitter.com/#!/iwakamiyasumi)を主軸に、47newsとかDemocracy now(http://democracynow.jp/)他のネットニュースをぐるぐるして得ています。一応ニュースはリアルタイムで得ているはずですが、ここで書くことが微妙に古くてすみません。

「東電、夏のボーナス半減 1カ月分で40万1000円か」
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110428/bsg1104281915013-n1.htm
これは何かの冗談かと思っていたら2chなどでいっぱい怒っている人がいた。冗談じゃないんだねえ。普通に考えて、これだけの業績悪化を起こしたらボーナスなんて出ないのになあ。どうしても身内に金出したいんなら現場で働いている人たちの手当てを増やすのが筋なんじゃないかと思うんだけど…。

「東電、協力企業へ代金支払い保留を通知 契約解除も」
http://www.asahi.com/national/update/0430/TKY201104290587.html
あくまでも下請けには非情に、と。そうですか。

浜岡が停まるのはいいことだけど、単なるスケープゴートですよね。
それに、停止したからって安全てわけじゃないし。
浜岡をスケープゴートにさせちゃいかん。ぜひとも脱原発への門出にしないと。

原発停まると経済が…という論調があるけれど、廃炉に向けての作業に放射性廃棄物の管理、新エネルギー開発普及のあれこれ、とか、いろいろやることはいっぱいあって、考え方さえ変えれば経済はちゃんと回ったりしないのか。
というようなことはもっとかっこよくboidの樋口氏が書いていたけど。
「原発=豊かな暮らしVS脱原発=質素な暮らし」という構図は我々を惑わす罠だ。
てね。(http://www.boid-s.com/archives/3080607.html

話題になった「原発批判するなら電気を使うな」というのが万一本当に東電の人の書き込みだとしたら、おかしな発想ですよね。原発主力で行くためにいろんな嘘ついて、いろんな意見封じ込めて(そのためにいっぱいお金使って)、原発以外の発電方法をどんどん捨てていったから原発の発電量が多いだけで、別に原発じゃなくたって電気はまかなえるようになるはずなのに。

それに、まだまだ節電できると思う。東京の夜はまだまだ明るすぎるよ。

2011年04月21日

「災害被害者が差別される時」

今、中井久夫氏の『時のしずく』を読んでいて、その中のエッセイでもやはり今は阪神・淡路大震災後に書かれた、ボランティアについての「その後にきたもの」、自警団や周辺被災地についても書かれた「災害被害者が差別される時」などがとても興味深い。

共同体感情の臨界点は倒壊家屋3割で、「それ以下の周辺被災地には共同体感情が発生しにくく、欲求不満と被害感が蓄積しやすい。」といったことは、マスコミなどから主に情報を得ている私たちが留意しなければならない点で、分かりやすい被災地以外の場所を忘れちゃだめだと、改めて思う。
例えば、友人のいる郡山市などは災害派遣の拠点や避難者の避難先になっているけれど、友人宅含め、昔からある家などは瓦が落ちブルーシートでしのいでいるところが多いと聞くし、家は無事でも何年もかけて集めてきた大切なものが壊れてしまった人もいる。それは、圧倒的な被害を受けている場所と比較すれば「たいしたことはない」けれど、常態から考えれば大変なことのはず。
被害を受けていない地域の人間が忘れてはならないものはあまりにも膨大にある。

そして、「災害被災者が差別される時」の最後に書かれていること。
最後に、さらに根の深い問題がある。災害が生物学的スティグマを残す場合である。原子力関係である。このような生物学的危険を伴う災害は今後もあるものと予見しなければならない。
原子力関係の事故が、最近の東海村での事故より大きな規模で起こるとも考えられなくはない。その被害者が広島・長崎の被爆者のような差別を受けることは十分予想できる。その場合に私たちはどのような態度をとるであろうか。この態度決定には宗教者から市民に至るまで、予め現実的な想像力を働かせておかなければならない。

今現在、重度被曝者はでていない(ことになっている)にもかかわらず、原発避難者が避難先で差別を受けることがあるらしいと最初に聞いたときは、デマだと思っていた。そこまでみんなアホじゃなかろうと。
でもそれがきちんとしたニュースになって報じられてしまった。
「福島から避難の子どもに「放射線うつる」…千葉・船橋市でいじめ」
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20110415-OHT1T00025.htm
子どもはまあ、親の言うことから聞きかじりで面白半分にやっちゃったんでしょうが…。この田吾作どもの土地は私の地元でもありまして、こうしてニュースの先陣を切ってしまったのがなんとも悲しい。きっと今までこの土地の名前を知らなかった人には、あのいじめの…で印象づいてしまうのかと思うと悲しい。
このあとにもつくば市のスクリーニング証明書提出が義務化されていたことがニュースになったり。これはかつて「自警団」を作った人たちと似た心理なのではないかと。
きっと、「買占め」に走っちゃった人たち同様、この「加害者」たちも今は反省していると思うんだけどね。「現実的な想像力」を持っていなかったせいで過剰反応してしまった。それは他人事ではないなあ。


と、書いた後に見つけたニュース。差別事例ぞくぞく。
「福島ナンバー拒否、教室で陰口…風評被害に苦悩」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110421-OYT1T00520.htm
大人のばか!ばかが多すぎ!

2011年04月18日

応援と追求と城南信金

震災の被災者を応援すること、
福島第一原発の現場で働く人たちを敬うこと、
東電幹部の責任を追及すること、
脱原発を目指すこと、
原発の嘘を流し真実を無視するマスコミを糾弾すること
これらはすべてそれぞれ別に考えつづけ、
どれも忘れてはいけないことだ。
という、自分に対する覚書。

前を向こうと動き始めた被災者を応援するためにも、私たちも活発に動かなければ、と思う一方、この先がまるで見えない不安から脱することさえ許されない原発事故被害者を思うと、どうしたって苦しさがつきまとう。ましてや、この先原発がもっとひどいことになる可能性もあるのだし。

脱原発は可能。そういう立ち位置。
電力量だけの話しならそっこー可能だと思っている。
経済的なあれやこれやは難しすぎるけど、一度事故を起こしたら最後、これだけの泥沼にはまることを皆がきちんと受け止めれば、きっと可能なのにな。
絶対安全は無い。
絶対じゃなくなった時のリスクが巨大すぎることをきちんと受け止めないと。

城南信金のメッセージは、そういう思いを抱えている人たち皆に勇気を与えてくれたと思う。ひとつの企業(しかも金融)が企業として脱原発宣言ともとれる宣言を出した。人気取り、なんて批判もあるけれど、こんな宣言はリスクの方が大きい。コレを言っても経営的に大丈夫だから言ってるんでしょ、という批判も、だってだんまり決め込むことだってできるんだよ?と。これが構造をかえていくための一歩目になるといいのに。


城南信用金庫のメッセージ「原発に頼らない安全な社会へ」
http://www.jsbank.co.jp/topic/pdf/genpatu.pdf

城南信用金庫が脱原発宣言〜理事長メッセージ
http://www.youtube.com/watch?v=CeUoVA1Cn-A

2011年04月11日

数と量

日本の発電量に対する原発の割合が30%弱、フランスは80%弱というのは、震災後よく聞きますが、発電量や基数がよくわからんのでエネルギー白書で確認してみました。
http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/2010energyhtml/2-2-2.html

2009年7月データ。(稼動中のものだけ示します)
[発電量(基数)発電電力量に対する割合]

フランス 63.5万kw(59基)79%
日本   46.2万kw(53基)29.2%

ちなみにアメリカ 101.1万kw(104基)20%
割合が近しいドイツ 20.3万kw(17基)28%

(日本の%は「国内エネルギー動向」からhttp://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/2010energyhtml/2-1-3.html

私は、脱原発でも電力供給は充分まかなえるはずだと思っているのですが、それにしても電気の使いすぎってことなのか。アメリカもすごいが。

うむ。節電。もう寝ます。

都知事は放射能がお好き

「石原都知事が核武装論」英紙報道http://www.asahi.com/national/update/0309/TKY201103090148.html

震災前の記事。
この記事自体は何かしら胡散臭いんだけど…。
まあ似たようなことは言い続けてるよね、この人。


東京湾に作ってもいいほど原発は安全。
外交交渉力は核兵器。
今度の震災は天罰。
私は今でも原発推進論者です。
今度の震災は天の警告。

もう本当にね、そんなに原発推進都知事が好きなら、彼の言うとおり東京に原発作れば良いんですよ。そしたら外資系は東京から出て行くし、東京から逃げ出す人たちもわんさかで、一極集中解消、地方が元気になるんじゃないですかね。

都知事選後でも通常営業でなくてすまんす。

2011年04月08日

彼は天罰発言を繰り返す

「特集ワイド:東京都知事選 自粛モード、誰のため?」
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110408dde012010010000c.html

記事の中段、現都知事の選挙活動について書いてある部分。
4日、立川市内で行われた集会では、支持者約1000人を前に「(今回の地震は)自堕落になった日本人への天の警告のような気がしてならない」


なんでこれさらっと流されてんの?
天罰発言と言ってること同じではないですか?

原発推進都知事の花見自粛令に逆らって花見して今こそRCのサマータイムブルースを歌う会を見たかったな

概要↓
「都庁前の花見で300人が反原発ソングを歌った夜」
http://www.excite.co.jp/News/reviewmov/20110405/E1301939720954.html?_p=1

動画↓
「映画評論家・町山智浩の「原発推進都知事の花見自粛令に逆らって花見して今こそRCのサマータイムブルースを歌う会」(新宿中央公園、2011年4月3日(日)17:00-19:00)をチョコっとだけ見てきた。」
http://radio-critique.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/rc2011431700-19.html
このひとの記事の最初に載っているNO MORE 写真いいですねえ。


こどもへの刷り込みのように(いやもう高校生だったけど無知さかげんでは…)、未だにラブミーテンダーとサマータイムブルースのメロディを聞くと、まずCOVERSの歌詞で脳内再生されるんだよなあ…。

2011年04月05日

石原氏、安定した戦い…て

石原氏、安定した戦い…知事選情勢
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news/20110402-OYT1T00909.htm?from=top

そんなに大人気でいられるほどの恩恵を、これまでの石原都知事による都政でみんな受けているの?それってどんなんなの?


あ、都知事選終わったら映画ブログに戻り(?)ます…
いましばらく。

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