2018年06月03日

『弓』

4年ぶりの更新がこれでいいのか、という気もするが、DVDにて『弓』。
韓国の偉大なるド変態キム・ギドク監督の2005年の作品ですね。

今作も余すところなくド変態。美しい。純愛。静謐。しかし描かれている内容はド変態の愛。キム・ギドク監督のブレなさってすごいですな。
仲代達也のようなじい様の、本当のところはどうなの?庇護者なんじゃないの?と思わせる抑制の効いた表情。の先に、あのカレンダーですよ。カレンダーのあのマーク。そしてそれを見ながらポっと頬を染めるじい様。マーク見た瞬間にぐはっ、って声出ちゃったもの。映画館じゃなくて良かったよ。一瞬で、ああこの人本当にダメだやばい人なんだって分かる、あのシーンが私としては楔シーンでした。

少女の超然とした美しさ、子供っぽさ、艶やかさと次々と変わる表情はひきつけられたし、若い男の子以外に誰も彼女を助けようとか出自を調べようとかしなかったのかよ!ていう当然の疑問とか、その最後の矢を射ってドピュンていうのがやりたいがための弓矢かよ!とか、映画としてのすばらしい強度を持った緊張感と美しさで、突っ込みどころ満載のどうしようもない妄想を描くギドク監督を、私は好きって言っていいのかどうかわかりませんわ。

でも、未見の作品まだまだあるんで見るでしょう。そうでしょう。


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