2007年05月13日

『クロッシング・ザ・ブリッジ』

これを観たものは皆、今この時にこそイスタンブールへ行かねば!と思ってしまうのではないか?行きたいなあ、だって楽しそうじゃん、というごく野蛮な感想がまず第一弾、のイスタンブール音楽紀行。

映画の作りはいかにも淡々とした「記録」然としていて、映画中にそこでもっと音楽をぐわっと盛り上げるのか、と思う箇所でふいっと他の音楽に移行してしまうので、観ている方は少しずつ欲求不満を抱えることになるのだけれど、もちろんこの映画の場合はそれでいいのだろう。何しろこの町は「はかりしれない」のだし、音楽の多様性も、「この町では古今東西のすべての音楽に通じていないDJはすぐに飽きられちゃうよ」というラジオDJの言葉が包括してるように、その町そのままに、あまりにも多様で、すべてが力を持っているのだろうから。
伝統音楽を取り入れたジャム、エレクトロ、ごく西洋的なロック、ブラックミュージック、伝統音楽、古い民謡。
様々な規制がやっと緩んできたこの国では、今この瞬間こそが多様性の絶頂なのかも知れない。
包括的イスタンブール音楽祭なんてものがもし行われたとしたら、ありとあらゆる方向に知覚が振り回されてさぞかし面白いだろう。いや、もちろんイスタンブールに乗り込んでラジオをつけるのが一番良いのかも知れない。政治性の強い歌詞が多いのに言葉分かんないのが難ですが。フジロックもかなり音楽の多様性が進んでいるけど、この町は町単体でそれ以上の多様性を示してしまうんだろうな。

トルコ語という言語のせいもあるのか、英語よりも高速でリズミカルに聞こえるCEZAのラップも相当に格好良かったけれど、私の好みとしてはやはりエキゾジャムなBabaZulaだな。かっこいい。来日ライブ行っておけば良かった…

@渋谷シアターN
2005年
監督:ファティ・アキン
公式HPにミュージシャン情報も載ってます。
この記事へのコメント
イスタンブールに行きたい!
と海外未経験のワタクシですが
ババズーラ
来てたんですか?
まーいつもながらの後追い後悔な感じ。

ババズーラに同意しつつ
あと86歳バァさんとヒゲさんの出演映画にホレました
昔のヒトが普通にカッコイイてステキすぎる
なんか植木等の葬儀に現れた内田裕也的な
なんかそんな感じです。
Posted by サバ at 2007年05月14日 00:26
>サバサマ
おばば!
書くの忘れてた!日本の怪物、美輪明宏を軽く超えてますよね、あのパワーは。あ、比較対象間違えた?

ヒゲ!
あの濃さはかなりマサラっぽかったですね。トルコ大衆映画もマサラムービーっぽいのかなあ。気になります。

ババズーラはたしかこの映画の公開記念としての来日で、ライブは1日だけだった気がします。
フジとか朝霧とかに来てくれればいいのにー。
Posted by だま at 2007年05月15日 00:02
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映画/Crossing The Bridge
Excerpt: 映画「クロッシング・ザ・ブリッジ サウンド・オブ・イスタンブール」 監督・脚本 ファティ・アキン 出演 アレキサンダー・ハッケ、ババズーラ オリエント・エクスプレッションズ、デュマン ..
Weblog:  サ バ ペ
Tracked: 2007-05-14 00:27

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