2007年05月10日

ならあるく/明日香に(ゃ)ー

そして続く奈良。

居たのはこの人。
P1000499s.jpgなにか?
石舞台の脇で涼むネコ。
P1000497s.jpgココ。
ネコは自由だねえ。
石舞台の知識が手塚治虫の「火の鳥」だけの私にも、なかなか楽しい。外から見えているのはフタ部分で、その下の玄室の天井が高い!石でかい!あちこちの怪しいぽっこりの中にもこんなのが埋まってるのかー。
外に出たら、さっきのネコは更なる涼を求めて石舞台を一段登ったところで寝ていた。
ネコは自由だ。
石舞台から次は岡寺へ。地図をほとんど見ずに散策路の標識だけで進むオリエンテーリング気分。標識に従い、ほとんど人通りのない竹林や畑の脇を通り、斜面の畑の景色を楽しんでいると、岡寺の急坂のほぼゴール地点に出る。とにかく岡寺前の坂がきついと聞いていたのでこれはラッキー。

岡寺。
惚れ込みました。本尊の如意輪塑像でかい!きれい!お堂いっぱい!左右の高い位置に丸窓が開いていて愛染と不動の明王ズ。その演出カッコイイ!みとれて、一息ついてお堂の奥に展示されている仏達を見て、また戻ってきて、みとれる。
本堂だけで胸がいっぱいだけど、ちょっとした洞窟になっていて怖めの奥の院や、自由に撞ける鐘や、山の斜面を利用した回遊式境内も堪能。丁度ツツジがきれい。どうやらツツジは好きらしい。そしてまた本堂に戻ってきて、外から如意輪に最後のあいさつ。
牡丹ですが、岡寺の牡丹は傘の下に一鉢ずつおかれていて、それがなんだかすてきだった。ようするにどんな美人も群れていちゃだめ、というか美人こそ群れていちゃだめで、1人傘をさしてすっとした立ち姿をみせてくれるのが良いでしょう。そんなわけで岡寺の牡丹は素直に美し。
P1000516s.jpgコノ下ニ美人アリ。
本堂の演出も、境内の演出も、かっこよさが沁みる岡寺。人もそれほど多くなく、堪能できて満足。

仁王門から酒船石方向に出てきたものの、どっちかな、ととまどっていると駐車場整理のおじちゃんが「どこいくの?あぁ、酒船石ならあそこから左だよ」とすかさず道を教えてくれる。ありがたい。
またしても畑を抜け、竹林を進むと突然そこに酒船石。酒船石に関する知識は手塚治虫の「三つ目が通る」。亀石以上のほったらかし具合にぐっとくる。ぽろん、って置いてあるよ。
そこから下ると眼下に亀型遺跡。ここは上から堪能して入場せず。

昼ご飯。飛鳥寺の前に蕎麦屋があったので入ってみる。待つようだったけれど、今日の予定は飛鳥寺で終わりなのでのんびり待つことに。そこが厨房の前なので、中のあわただしい様子が伝わってくる。と、今日はもう終わりにして、と厨房から声。蕎麦切れのため、私達が本日最後の客になったらしい。
待たせてすみません、と出されたものが「あすかルビー」!ほどよく冷えた小粒のイチゴは「さがほのか」「とちおとめ」といった東京でよく見るものより甘みが控えめで酸味とのバランスナイスなさわやか味。うまーい。
お店の人が離れになっている客室と厨房の間を通るたびに、お待たせしてすみません、と言うのでむしろ待っているのが申し訳なくなってきたところで入場。畳の明るい部屋から窓越しに飛鳥寺。
頼んだお蕎麦は「えびおろし」。極細十割そばに桜エビの天ぷら+紫大根のおろし。こういうトッピングものはそば湯が楽しめないのが残念、と思っていたら、ほんの少しそばつゆを入れた蕎麦猪口とそば湯登場。ナイス。しかも大好きなクリーミー系のそば湯!蕎麦アイスも絶品、デザートにまたもやあすかルビー(大粒)。
一息ついたおかみさんといろいろ話しながら頂く。明日香を回ってるとどこもかしこも遺跡に見えてくる、というと、うちも建て替えの時に調査したら飛鳥寺の東門跡が出てきたとの答え。やっぱりそういうもんなのか。おかみさんの話しからは、特別風致地区に住む苦労と、先祖代々明日香に住み続けている誇りとが伺えて面白かった。最後の客の特権だね。
「山帰来」というこのお店、後から調べたらそこそこ有名なよう。ちょい高めの印象だけど、うまい。まあ私は、待たせたから、というのでいろいろとおまけしてもらったので大満足ですが。

さあ、飛鳥寺。
どーんと。そうだ、大仏なんだもんね、でかいよね。写真で見る分には螺髪のハゲぶりがおかしみと哀しみを感じさせる大仏さんだったが、実際に見るとそのハゲ全然気にならない。ライティングの妙と、全体から醸し出されるかっこよさで、そこまで気が回らないんだよね。なんと、ここは写真オッケーでした。嬉しいような申し訳ないような。
P1000521s.jpg
境内で地元の子供達が座り込んでDSやってる。その周りに大量の観光客。「近所のお寺さん」と観光寺とのクロスオーバーが、いろんな時空が混じったような不思議な感覚。あーでも、明日香村全体がそんな感じだなあ。

境内を出て、レンゲ畑の中の首塚、水落遺跡を経由して民宿へ戻り、荷物を受け取ってバス停へ。そこでちょうど朝のご夫婦と再会、お互いに行って来た場所を報告しあう。
明日香散策、えらく楽しかった。
雨もまるっきり降らなかったなー。
橿原神宮駅から橿原神宮に寄ってみるが狛犬の気配がまったくなく、素通り。
今日は奈良駅前泊。
この記事へのコメント
読んでて飛鳥景色がよみがえった〜

岡寺、そんな素敵演出だったんだ。わたし自転車のオレvs坂道の戦いの方が記憶に強くて・・・。
飛鳥仏のインディーアンダーグラウンドな雰囲気大変気に入ったよ。法隆寺がエアロスミスだとすれば飛鳥仏はPIXIES。

蘇(古代のチーズ)食べた?すすめわすれた!
Posted by さななー at 2007年05月11日 11:40
>さななー

岡寺はたいそうステキだったよ。演出上手。
飛鳥大仏、お寺が全焼したその昔、焼け跡にぽつねんと座っていたというエピソードにぐっときたよ。光背なども復元しないで今ある姿をさらす様は、まさしくpixies、か?

蘇!忘れてた!飛鳥寺に入る前は気になってたのに、大仏見て満足して帰ってきてしまった。
うまい?
Posted by だま at 2007年05月11日 22:10
蘇うまい!牛乳濃縮100%の甘みがクリームチーズよりさっぱり・・・
してた気がする、お値段と相談して私も試食のみです。笑
次回はぜひ。

興福寺北円堂も行けたのね!いいなあよい旅ですな。
Posted by さななー at 2007年05月14日 13:47
蘇、うまいかー。
次のチャンスに巡り会ったら逃さない。

北円堂はこぢんまりした中に舞台が詰まってるのでコックピットみたいだったよ。お堂ごと出動するね、あれは。
Posted by だま at 2007年05月14日 23:51
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