2006年11月30日

『真夏の夜のジャズ』

フェスです。
ニューポートジャズフェスティバル。
ジャズのことはまるで知らない。でもフェスならちょっとは知ってる。だからこの映画は私にとってジャズ映画ではなくフェス映画。こんなものを冬に見せられてむずむずしたこの気持ちを一体何で発散したらいいんだ!と、心を騒がす。

観客をほとんど映さない『STOP MAKING SENSE』、ステージよりも観客や会場周辺を映している方が多い『真夏の夜のジャズ』。それぞれのアプローチの違いはまさしく「ライブを観る」ことと「フェスに行く」ことの違いをそのまま体現している。それはどちらが上とかじゃなくて、どこに重点を置くかの違い。この2本を続けて観るというのは、そのことがものすごくクリアになる体験だった。この2本をカップリング上映するなんて、やっぱりユーロとバウスはステキだ。

朝霧JAMやフジロックを追体験するときに何が一番心を揺さぶるかといえば、「そこで楽しんでいる人たち」を写し取った写真達。だからこの映画の中で映し出される、ステキ音を傍らに寝る人飲む人読む人食べる人そして聴く人踊る人、その好き勝手具合、たとえそれが50年前でも変わらずそれこそフェスなんだなあと思わされるし、こんな素敵なフェス映画があることに嬉しくなってしまう。フェスってライブをたくさん見ること?と言う人にはだまってこの映画を差し出せばいいのだよ。それにしても、フェスの土壌という点においてはアメリカの豊かさにはかなわないなあ。

会場のイスが屋外なのに木のイスでかわいい。開場前の、芝生に並ぶイスたちを俯瞰した映像がステキでワクワクする。

まさしく老若男女+ちびっこが楽しんでいるフェス。その幅広さ、理想的だ。今もこんな雰囲気が味わえるのならジャズフェスに行ってみたいものだ。

まあ、一番記憶に残ってしまったのは「非常に厳しい顔でチョコアイスバーを食べる女子」なのだけどね。獲物を狙っているのか、狙っている捕獲者を威嚇しているのか、スクリーンでもそうそう見られない厳しさだ。監督もそう思ったのだろう、比較的長々と厳しい顔は映し出される。

音楽のことに触れてないのは単にジャズに疎いからで、もちろん触れたくないからではない。音楽だってステキじゃなければ、こんなふうにフェスの楽しさを存分に伝えてくれる映画にはならない。
この記事へのコメント
サッチモ出てるやつだよね。
以前、BSで観たことあります。
この映画を観てジャズに興味を持ちました。
サントラも良いですねん。
ジャズ映画観ながら鍋したい!!
ちなみに、爆音じゃないの?
Posted by しばむらっちも at 2006年12月01日 01:47
>しばっちも
そうそう、サッチモ出てます。
ジャズ映画+鍋いいねえ。ちなみにこの冬の私鍋ブームは手羽先入り水炊き。うまいんだ、手羽先。

爆音とは書かれていなかったけど、あきらかに普通の上映より音はでかかったよ。もしやバウスは平常モードからして既に他の映画館より音が大きいのではないだろうか?
Posted by だま at 2006年12月01日 23:08
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