2012年02月02日

『永遠の僕たち』

1月1本目。
今年最初の映画はガスさんの『永遠の僕たち』。死体のふりをしたり他人の葬式に出たりする男の子が、葬式で出会った女の子にナンパされて付き合い始めて人生がキラキラになるんだけど彼女は彼を置いていってしまう。
なんて、超名作『ハロルドとモード』のプロットじゃん。
比べてしまったら刺激はないと思ってしまうけれど、そのかわりに美男美女の超甘味。ミアさんの洋服がおしゃれだしいちいちデートがかわいいし、フィルムの色味までもがおしゃれ。で、やはりそこに加瀬亮扮する若き元特攻隊員(幽霊)の存在が大きい。彼がいることで僕と君との間の死ではなく、永遠に偏在する死がこの映画の中に広がるというか。映画の中に死が偏在していたからこそ、難病もののいやらしさもなく、ラストのホッパーくんの再生も自然にみえる。

加瀬くんの英語がすごくやわらかくて上手でなんだかすごくよかった。ザ・日本人な役柄なのに、アメリカ映画に日本人が出て頑張ってんなという感じがなくて、ごく自然にガスさんの映画の中の人だった。背負わされたいろんなものもありつつ一人の青年、という感がバスルームでひざを抱えるだけであんなにさらりとしっくりと表現されてしまうものなんだなと。

すごくかわいいんだけどかわいいだけの映画でもなし。

ラストのホッパーくんの笑顔はとても良く。その終わり方が好き。
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