2012年02月01日

池波さんと吉村さん

ここ数年でぐぐっとファンになった吉村昭氏の、ムック本「KAWADE夢ムック 文藝別冊〔総特集〕吉村昭」を図書館で見つけて、ぱらぱらとめくってみて、うほほと喜ぶ。巻末近くに吉村昭氏と池波正太郎氏の対談が載っていた。

ちょうど吉村氏の「私の文学漂流」を読み終えたばかりで、氏が日暮里駅近くに生まれ育った下町っ子ということを知った私は、こちらは長年のファンである(まあやっぱり鬼平なわけですが)池波さんを連想し、池波さんも浅草の下町だし上野に通っていたし年齢も近いはずだけど、「文学漂流」には名前は出てこなかったので、作風もまるで違うし交流はなかったのかしらと勝手極まりなく残念な気分になっていたので、この対談を見つけたときにはとにもかくにもまず嬉しかった。

76年と古いものだけど、やはり内容は下町の話を中心として、思い出話から男同士の愚痴、「飲む、打つ、買うという人間の欲望をしらなけりゃ都政なんてできない(吉村)」なんていう話まででてきて短いながらお二人の気風のよさが面白い。
他にも96年のインタビューで文藝春秋のインタビュアーが「(池波さんと二人で)早いと軽く見られるんじゃないか、原稿料も上げてもらえないんじゃないかって。買い手も、ぎりぎりまで渡さないほうがいいんじゃないかって冗談をおっしゃっておられた」と言ってもいて、濃くはなくても、そういった交流があったことがわかってなにやらほっこりとした気持ちになった。

本当に書いているものはまるで違うのに、二人を連想してしまったのも不思議だけれど、そう思った矢先にこうした特集を読めてありがたや。

ワイズマンも好きだしスピルバーグも好き。吉村さんも好きだし池波さんも好き。と並べたら大雑把過ぎると怒られるか。。。映画のほうは現役だし、年齢離れてるし。
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