2012年01月18日

12月に観た映画

やっと「前月」のまとめまでたどり着いた。
追い込みの9本。

「50/50」
イケメン枠のはずのジョセフ・ゴードン=レビットが急にウッチャン顔になっていた衝撃。とても良心的な映画だし、友人くんの素晴らしさは文句のつけようがないし、アンジェリカ・ヒューストンも良かったものの、治療費やら仕事ができなくなった場合の生活費とかのお金に関する不安は一切なしでいられるクラスなんだなー、ていうかそもそも火山ドキュメンタリー作りだけで給料もらってんのか?出てくる人みんな一切金銭に不自由してなさそうだし、と気になったことの方が記憶に残ってしまった。

「ピザボーイ」
前作「ゾンビランド」はオタクテイストのゆるくだらなさと娯楽のきわきわに乗っかっていて、くだらなさへの気合の入り方がかろうじて娯楽へ比重を傾けさせた、その際どさが良いよね、な作品だったのだけど、これはだめだ。テイストは似てても、気が抜けてすっかりダメなほうへ転がり落ちた。あまり他所では見られなさそうなイカクジラくんのドライビングでも堪能するくらいか。

「黒魔術」
デュマの原作を読んだことがなかったので「カリオストロの城」の元ネタがこの小説だと初めて知った。日本初上映なのだから宮崎駿氏もこの映画は観ていないと思うのだけど、アニメのカリオストロはそういやオーソン・ウェルズに似てる。という横道の感想もいろいろ出てきたけど、なんという面白さ!オーソン・ウェルズほど、あの能力を顔力だけで表現できる人はいないのではなかろうか。特殊能力と開き直りでどんどんのし上がっていくオーソン・ウェルズの韜晦ぶりと非道さもたっぷり堪能。とてつもない力と空虚さが拮抗していてどきどきする。

「キング・コング」
オリジナル版をきちんと観るの初めてだ、と思ったら日本語吹き替え版だった。。。恐竜とかと戦うのはオリジナルからの設定だったんだな。キング・コングもすごいとは思うけど、みんなそっちは完全スルーなんだなー。かくかく動くキング・コングの表情がかわいらしくしか見えないのがまた良ろし。

「CUT」
すごいものを観てしまった。これは狂気の映画。主人公は一種の狂人。拡声器片手に「映画は殺されている!」なんて街頭演説してる人とは目あわせられないし。自分の腹に名作映写して恍惚としてるし。それでも上映会の前説の話し振りから、ただの傲慢野郎じゃないことがわかる。だから誰もが主人公を見捨てない中の、その一人になる。
100本カウントが始まった瞬間に涙腺が勝手に崩壊した。号泣とは違うんだけど、ぼろぼろ出てきて止まらなくなった。たぶんきっと、あまりに狂気的なまでに純粋な愛にやられたんだと思う。監督の選ぶ100本。そのセレクションについては賛否を受けるであろうことは必至。それは自らをこぶしにさらす主人公に重なる。自分をあまりに直接的にさらす。どんだけの覚悟決めてんだ。狂気の愛ゆえに。
主人公の耳が一瞬聞こえなくなるシーンがすごく怖かった。貴子さんがそっと抱きしめるシーンがすごく良かった。菅田さんの背中、笹野さんの煽り。

「タンタンの冒険」
タンタンのビジュアルにすごい不安があったんだよー。アゴ割れてるし。しかしねえ、導入部の素晴らしさによって、するりと入り込んでしまった。少年のやんちゃぶりや負けん気ぶりがちょっと強調されているこのタンタンもいいなーと。それにスノーウィの大活躍。アクションのわくわく感。たいそう楽しんだ。しかし、3Dで面白かった映画は今度は2Dでじっくり落ち着いて見たいと思ってしまう、っていうのは問題ですか。。。

「底抜け右向け!左」
観に行ったら字幕なしのお詫びが貼られてた。どうしようか迷ったけど観てみる。全然聞き取れなかった。でもまあ、喜劇なので何とか乗り越える。ネイビーはグレイビーでアーミーはビーンズ。

「マルタの鷹」
フィルムの状態が悪くて暗い。。。あまりにハードボイルドすぎて、悪玉の親分とカイロのコンビちょっと抜けている感じにほっとしてしまう。葉巻が壷みたいなものに入ってたのと、カットしないで吸ってたのが気になる。

「宇宙人ポール」
なんといってもポールのキャラクターが最高。この主役コンビのものらしく、オタク的引用ねたは(多分)山ほど盛り込まれているのだけど、そんなこと知らないで観るのもよし、の感が最高潮かも。ロードムービーとして、青春(?)ものとして、友情ものとして面白い。で、やっぱりポールが最高。一年の締めくくりをこの映画にして正解だったと思える「笑えて泣ける」映画でした。あとアメリカのコミコンとやらはバラエティ豊かで若干面白そう。
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