2012年01月16日

11月にも映画は観た

昨年の宿題、11月編。
月の頭に台湾に行ったりもしたので、ぐぐっと減ってほんの4本。

「ゴモラ」
シティ・オブ・ゴッドと比較宣伝されていて、こちらの方が地味め。けど、細い血管がめぐるように町のすみずみまで組織が浸透している怖さはこちらの方が上かも。数人をクローズアップして組織のいろいろな側面を描きながらも、上層部は見えてこないというのがなんとも。盗んだ銃を試しうちするシーンでのロケットランチャーには、あまりのことに場内で笑いが起きた。トラックを運転する子供たちのシーンはぐっときた。ごみ処理仕事見習いの青年が、おばあちゃんのりんご(だっけ?)を捨てることに痛みを感じてくれてよかった。パタンナーと中国人工場主の空気穴越しの「たらがまた食べたいなー」的なのんきにも心温まる会話がすごく好き。その後がせつないけど。

「サウダーヂ」
「ゴモラ」をより印象深くしたのは翌週に観たこの映画の効果かもしれない。今の甲府の町を描く。そこにはブラジル人町があり、シティ・オブ・ゴッドのあの町からの出稼ぎ者も数多い。甲府は、シティ・オブ・ゴッドもゴモラもつなぐ町になってしまったよ、私の中で。
とにかく丹念に取材されたうえで作られていることのわかる映画。それに、役柄がほとんどそのまま本人の日常である人も多く出演している。「町」がこの映画の中にはあって、それはでも、そこに住んでいる人でも意識しなければ認識することはできない。甲府だけじゃなくて、どんな町でもきっとそう。
知らなければただの地方都市。でも、そこは世界の中の世界とつながっている一つの町だった。気づけるけれど気づかない、そういうことを見せてくれた映画。

「生き残るための三つの取引」
韓国には味のある顔の俳優さんがまだまだいっぱいいるなあと改めて感心。土下座はパンいちでするものなのかという衝撃。最初はハードボイルドに決めているように見えた主人公があれよあれよという間に情けない俗人ぶりをむき出しにしていくシビアさを見るのははなかなかのもんです。すごくシビアな話なのに堅苦しくはない、でも変に媚びてない。こういう映画観ると韓国映画すげーなと思う。韓国のピエール瀧(似)がまた名バイプレーヤーぶりを発揮。

「モンガに散る」
台湾に行ったばかりだったし、思い出スポット龍山寺周辺の話で何かと感慨深い。ということは別にしても、面白し。イケメンもそうでないのも、若者たちがみんないい顔しててよろし。鳥モモ肉の弁当うまそうすぎ。あと、台湾ではほとんどないらしい、正月娯楽映画を張れる国産映画を撮ったるぞ!という監督の気概も感じられる良作。
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