2011年11月18日

9月に観た気がする映画

9月にも映画観てたんですね。
9本。

『クリーン』
バウスの爆音で。いつか観ようと思っていてやっと。
旦那の父親の立派さが過ぎて泣ける。死を見つめているからこそというのも含めて。いわゆる地味に真っ当な道こそが「再生」とは限らないということまでもひっくるめて受け入れてくれる、こんな懐の深いおじいがいていいのか。
子どもがスクーター後部座席に乗る時の、くいっと曲げてこちらに向けられる足のかわいらしさといったらない。

『エッセンシャル・キリング』
ひたすら男が走る、それだけの映画。が、こんなに面白い。ギャロの情け無さたっぷりの息切れと真っ白な世界で構成される緊迫した空気の中に、鹿のもふもふアップとか、魚釣りのおじさんの「おっさん後ろ後ろ!」とか、衝撃の母乳プレイなどが挟まれて、うへへーともなる。
スコリモフスキ特集行っておけばよかったと、存分に後悔。

『現代やくざ血桜三兄弟』
とにかく、文太ってこんなに男前なの?としびれる。「もぐら」の怪演と「マリリン・モンロー」は未だにたまに脳内再生される。

『ジーンズブルース 明日なき無頼派』
どうやったらそういう形で指が切れるのか。。。ハンチングのせいか、若くてかわいらしい顔立ちの渡瀬恒彦がときどき阿部サダヲにみえる。ばかで純情でかわいいよ。とはいえなんといっても梶芽衣子。かっこよさを存分に味わう。

『スーパー』
これを観る誰もが『キック・アス』との兄弟性に言及し、どっちの方がより好みだという評価を下すのだろうね。で、私は断然こちらだ。簡単に人が死にすぎるのはどちらも同じでも、この映画にはちゃんと孤独と哀しみがある。
てことはおいといても、ケヴィン・ベーコンの人でなしぶりとエレン・ペイジのイカれっぷりが素晴らしい。

『ニワトリはハダシだ』
『生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言』
新文芸座の原田氏追悼特集。ニワトリは2度見てもますますすばらしい。
そして党宣言!やっと観た。ここまで描いちゃうんだ!という原発ネタ。どこにも逃げられないさー。
2本とも原田氏はかっこよく、倍賞あねごもかっこよく。猥雑さがたまらなくいとおしくなる。
私やっぱり森崎氏が日本でいちばん好きな監督だ。

この後の森崎東監督のトークショーのまとまらないことといったら!何を振ってもはぐらかす飄々振りに笑った。あー、あとお願いします、でトークの半分こなしてたぞ。

『世界侵略:ロサンゼルス決戦』
前半の揺れすぎるカメラにうんざりしたけど、後半になるにつれてあまり気にはならなくなったので良かった。海岸線の俯瞰は一瞬だけど、やっぱりちょっと気持ちがかき乱された。結構面白かったんだけど、なにかあともうひとつ。。。つーか敵、弱いな。

『パレルモ・シューティング』
ジャームッシュが白ブリーフならヴェンダースは黒ボクサー。・・・なぜ主人公をパンツいっちょで立たせたがるか。カンピーノの全面これ筋肉のような顔面も時間がたつにつれ男前に見えてくる不思議。デニス・ホッパーの白塗りつるっぱげというハンデも軽く飛び越える「そんなことを言われたのは初めてだ」の愛らしい表情は何なんでしょう。
これもまた、何かが「再生」する過程。再生の朝の光。
よく分からないままに観終わって、何か気持ちを揺さぶられていることに気付く映画。
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