2005年04月16日

『マシニスト』

■観てから一月以上経っているので記憶も薄れがちだが、どうでもいい映画だった。
■いわゆる謎解き系のストーリー、のはずなのだが、途中からネタバレバレだし、かといって罪の意識から来る精神障害を描きたいのかと思えばその象徴としての幻覚人格の登場という、今さら恥ずかしくて誰も使えないようなネタを臆面もなく登場させる。あまりに陳腐、寄せ集め、捻らなすぎなストーリー構成は観ている方が恥ずかしい。
■この場合の「陳腐」は『アバウト・シュミット』の感想で使った、映画といったエンターテイメントに登場させるにはあまりにも日常的な、自嘲気味に陳腐と形容したくなるようなごくありきたりの出来事、をあえて連ねながら映画として成立させることに感心した様を、あえて「陳腐」という言葉を使って表そうとした、その「陳腐」ではなく、エンターテイメントとして考え出そうとはしたものの使い古された過去のエンターテイメントの中から断片を寄せ集めて適当に形にしてしまった安っぽさ、の「陳腐」です。
■これは配給側の宣伝が巧かったね。予告制作者との勝負に負けた。

■それでも監督が「アンダーソン」ズの一人なので意味もなく擁護をしようと思うなら、遊園地のエログロアトラクションのエログロっぷりがきっちりガッツリしていたのには笑ったし、何度も現れる、空港のビルを下から見上げるショットちょっと好きだった。この監督の作品を他に観たことはないのだが、冗長さが無いのがこの映画の救いか。

■にしても、脚本がちゃちすぎる。
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