2010年09月20日

『アリス・イン・ワンダーランド』2D

『アリス〜』再見しました。2Dで。
3Dで観たときは3Dの意味ねえなーと思っていたのだけど、こうして2Dで観てみると、それなりに3D加工を意識していたのかなとも思える前半部分。後半に行くほどその感は薄れましたが。

boid樋口氏が最後のアリスとハッターの切返しによる絶望感は2Dじゃないと味わえないのではないかと日記で書いていたのがずっと気になっていたので、そもそもそのシーンが切返しの連続だったことすら記憶あいまいな私ではありますが、確認したくて早稲田松竹に行ったのでした。

ああなるほど、と。初見の時にどうして自分があれほどまでにハッターとアリスの関係に胸打たれたのか分かりました。すべてはこの最後の切返しの連続だったんだなと。そこまでは再見のためもあってか、ハッターとアリスの関係性ってこんなもんだっけ?ごく普通の淡い恋愛みたいにみえるなあとぼんやりしていたのですが、最後の、「行くな」「帰る」の問答での切返しの連続で一気にふぐっと詰まりました。
相手の肩越しに喋る一方を捉え、決して2人の顔を同時に映さない。決してこの先2人が横に並んで同じ世界を見ることはないのだという隔絶が繰り返しによって強調されているようです。この切返しの直前に白の女王と仲間たちがわざとらしいまでに横並びになってアリスを見つめていることもその隔絶感に一役買っている。なんと切なくて寂しい切返し。
ここで一気にアリスとハッターが深く理解しあいながらも(もしかしたら一種の鏡のようにあるいは魂の片割れとかいう恥ずかしい言葉もあてはまる)、永遠の別れを余儀なくされるという関係性に昇華されているように思えます。

まあ、人の指摘を読むまでそういう映画的なことなど分からず、ただ切ながっている自分なので、2Dと3Dで見え方がどう違うかなど分かりませんが、確認できて満足。

それにしてもまあ、改めてストーリー的にはいろんなものを切り捨てた残酷物語だなあと。

あと、アリスの困り顔が時々トビー・マグワイアに見えたのですが、これは自分だけの気のせいですかね?
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