2010年05月14日

『アリス・イン・ワンダーランド』

1週間経ってやっとドキドキがおさまるような切ない気持ちを、まさか『アリス』で引き起こされるとは。さすがのティム・バートン+ジョニー・デップ。マッド・ハンターなんてあのメイクなのに。あれなのに。

個性豊かな登場人物たちのすべてが素晴らしく個性豊かで魅力的。芋虫、双子、白の女王が特に魅力的。ストーリーも一見悪を倒すことになるけど、白の女王と赤の女王姉妹ってたぶん本質的にはどっちもどっちだよね?ていう歯切れの悪さがむしろアンダーランドらしくて良い。

とにかく全編通して抜かりなく面白く楽しんだのですが、しかし、少女時代のアリスが父親にもらった言葉を、現在のアリスがマッドハッターに贈る、そのシークエンスに心を打ちぬかれてしまい未だその衝撃から完全に脱出できない身としては、『アリス』のことを考えるとまず切ない乙女な心になってしまうのです。
もうとにかくそれ。
それはラブシーンとも言えるし、自分の宝物を与える相手を見つけたアリスの成長と、渇望していた何かをついに与えられたマッドハッター救済の瞬間でもあるわけで、なにかそれ以上のものなんだよなあ。と、思い入れが暴走してしまう。でもそうやって安心してのめりこむことができるだけの映画。

3Dで観たけれど、最後のエンドロール前のキノコにょきにょき枠(これは素晴らしかった)以外は特に必要性も感じず、むしろこれだけよくできた映画は2Dで落ち着いて見直したいと思いました。

にしても言葉遊びの多い「アリス」、映画の中ではそれほど多くなかった気もするけど、字幕版はともかく吹き替えだとどうなってるんでしょう。モンティ・パイソン並みの超吹き替えとかされてるのかなあ。ちょんちょん。
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