2008年09月16日

『アカルイミライ』

これも初スクリーン。
要するに早稲田松竹の黒沢清2本立てを観たのだ。早稲田松竹はイスが大きくて列間が広くて観やすくてこんな2本立てをやってくれるので大変好きであります。

黒沢映画の中では異色だなあ、と改めて思う。衣装も色調も。
でもまぎれもなく黒沢清か。観終わった後に後ろの席にいた、『CURE』を好きらしい大学生くらいの男2人が「これは、なんなの?」と非常に素直な感想をつぶやいていて笑った。確かこれってきよぴんが、メジャー作品作るぞ〜って頑張った映画じゃなかったっけ。そのずれっぷりがなんとも黒沢作品の魅力でもある。ある意味天然。

笹野さんの絶妙な悪意のない(意識していない)デリケートのなさ、気にさわる感じが素晴らしすぎる。絶対的に越えてはいけないラインを踏みつけても気がつかない鈍感な人間はああいう末路を辿るのだな。

接見室の異様さがスクリーンで観てより際立つ。光のさし方がすごい。

それでやっぱりスクリーンで観ても、この映画のラストシーンは素晴らしすぎた。なんでだか分からないけど、高校生達が表参道をだらだらと歩くだけの移動撮影がとても感動的で泣けてしまうのだ。はしゃぐ彼らもいいが、車道に出て、交通整理のために動員されている多くの撮影スタッフを従えるように歩いていく彼らがまた。
たぶんそれはそこからこじつけて読みとることの出来る意味とかは何も関係なくて、ただそこに映されている「運動」に感動しているんだと思う。なんでだかわかんないけど。
この記事へのコメント
早稲田松竹、凄くいいハコだよね。
おいらもここ最近、
頻繁に通っております。
先週の相米慎二特集も最高でした。
来週の熱い男たちの映画二本立ても
楽しみだー。
Posted by シバムライ at 2008年09月16日 21:04
おらも大好き、早稲田松竹。
メルマガ読んでまス。

そんなに大きくないけれど、“館(やかた)”って感じがする。
Posted by kazz. at 2008年09月16日 22:07
なんと早稲田松竹大人気。
とても一度潰れたコヤとは思えませんね。

来月のプログラムも熱いぜ〜
Posted by だま at 2008年09月17日 21:10
久し振り〜って、もう忘れられてて当然なのだが。
接見室、確かにムード有り過ぎ。
あんまり、よく解んなかったけど、ラスト・シーンに何故かスッキリいい気分になったことは覚えてます。
Posted by うる at 2008年09月18日 23:50
うるさんおひさしぶりです!
いやいや覚えてますって。うるさんこそこんな辺境の地に引き続きご訪問ありがとうございます。

そうなんですよね、途中でもやもやしても、あのラストにスカッと持っていかれるんですよね。
なんでなのか分からないんですが。
Posted by だま at 2008年09月19日 23:19
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