2008年08月26日

『ハプニング』にまつわるなんやら

おもしろかった。
と、まず最初に書いておこう。どうも世の中はシャマランという監督に対してずいぶんと意見が分かれるもののようなので。

私の場合、日頃愛読させていただき、映画選びや、映画感想の指針、参考とさせていただいている数々の方々がみなさんシャマランをおもしろいと思っているということに前作の『レディ・イン・ザ・ウォーター』で気づき、観に行こう観に行こうと思いつつ観逃して未だに観ていないという反省からと、今作についてもなんだか周囲の感想がもにょもにょしているので、自分がどう感じるのかに興味津々で、と映画鑑賞にしてはいささか不純な動機で観賞。
そもそもシャマランは『シックス・センス』しか観たことない。しかもビデオで。世の中ですごいすごいと騒がれたあのオチに対して、あ、そういうことですか、というごく冷静な反応しかできなかった私にとってその後の作品が「シックスセンスの(オチの)シャマラン」という売りじゃあ興味持ちようがないっつーの。でもまあ、本当はそうじゃないんだよね。

で、改めて、この映画はおもしろかった。
黒沢清の世界観が好きなんだろうか、とも思った。
黒沢清映画と比べる、という視点で観てしまったら、あるいは何かと比べてしまったら粗があるだろうけれど、何かしらのどんくささを指摘するよりもまず、意味ありげなアップを撮られた人々が、その後に活躍しそうな言葉を発した人々があっさり死んでいく、あるいは姿も見せない相手に殺されていく、その流れていくようなあっけなさに感動したから。
それに、何らかの異変が起こっても、結局は人の手で元の秩序の中に吸収されていくお話に飽き飽きしていたから。
そうそう、私達は風が吹くのを止められないのと同じくらいどうしようもならないことの中で生きているわけです。その中でただ死ぬ人もいるし、ただ生き残る人もいる。

この映画を、無条件でおもしろいと言ってしまうのはかなりの危険を伴うんだろうか?
何らかの保留をつけながらも、この映画の面白さを書いてくれている方々のブログをいくつかリンク貼っておこう。どれも、ああ、そうだこの映画のおもしろさってこういうことだ、って思わせてくれる。

MINER LEAGUE
帰ってきたハナログ
アヌトパンナ・アニルッダ

まあ、シャマランを好きかどうかは他の作品観てからだな。まずは『レディ・イン・ザ・ウォーター』からか。
この記事へのコメント
「ハプニング」気になります。
シャマラン作品は「シックスセンス」もいいですが「サイン」がなかなか面白いです。B級ぽさとメル・ギブソンとホアキン・フェニックスの掛け合いが笑えます。
一転、「ヴィレッジ」がいまいちで「レディ・イン・ザ・ウォーター」は観てないのですが、かの地では結構叩かれてたようです。
Posted by kage at 2008年08月27日 00:38
kageさん
おもしろい、と言っておきながら強くオススメできないのがシャマランの不思議なところ(笑
でも観に行ってみて良いと思いますよ。たぶん。きっと。

シャマランて、毎回叩かれてるようなイメージあるんですが、それでも良いペースで新作出してますねえ。ふしぎ。
Posted by だま at 2008年08月27日 21:10
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/105471029
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。